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2024.08.29

会社案内制作事例 -魅力的なコンテンツデザイン-

今回は、東京の上・下水道関連製品メーカー様よりご依頼いただきました、会社案内パンフレットの制作についてご紹介します。
会社案内パンフレットとは「企業理念」「事業」「製品」など会社についての情報を概要的にまとめたもので、自社を知らない相手に対して「どのようなことをしている会社なのか?」を伝えるツールとなります。
会社の情報が総合的にわかる冊子として、商談や採用活動、イベント時など幅広いシーンで活用できるので便利です。ただし時間とともに掲載内容が古くなってしまうため、定期的な刷新が必要です。

今回のパンフレット制作では、既存パンフレットの掲載コンテンツを再考し、採用などにも活用できる会社案内パンフレットにリニューアルいたしました。イラストやデザインを駆使して各コンテンツを引き立たせ、最後まで読みやすい会社案内に仕上げています。会社案内パンフレットの制作やリニューアルをご検討の方は、是非この記事を読んで参考にしてください。

会社案内パンフレットのデザイン制作の概要

まず、今回の会社案内パンフレット制作の概要について、ご紹介いたします。

ご依頼主-東京都の上・下水道関連製品メーカー様-

ご依頼主は、東京を拠点に上水道・下水道・環境機器関連製品、水処理システム等を開発・製造・販売している企業様です。人々の生活に必要不可欠な「水」に特化した企業として、生活のライフラインを支え続けておられる、日本における水分野のパイオニア企業です。
人々の住環境の整備・改善を目指して多彩な製品の開発・製造・販売に取り組んでおられ、戸建てや集合住宅に限らず、公共の上・下水道の社会インフラや商業施設などに幅広く使用されています。JPCにはこれまでも会社案内映像やリクルート映像などをご依頼いただいております。

ご依頼内容-会社案内カタログの刷新-

今回は、この上・下水道関連製品メーカー様が、会社案内カタログをリニューアルされるためにお声がけいただきました。
大きな変更点としては、既存の会社案内カタログが8ページ構成だったのに対し、ページ数を12ページに増やし、採用活動での使用も見越したコンテンツの追加をご希望されていました。

デザイン制作時のポイント-水をテーマにしたデザインと、楽しめるコンテンツ-

会社案内カタログのリニューアルにおけるポイントとして、クライアント様は「デザインの刷新」「楽しく読むことのできるコンテンツの追加」を希望されました。
水インフラに関わる企業として、やはり「水」をテーマにしたデザインは外せないということ。そして採用活動でもパンフレットを使用できるように、飽きのこないコンテンツ・デザインにしたいという意図がございました。具体的にはページごとに変化やあしらいをつけつつ、「数字で見る」や「こんなところに○○」のような楽しめるコンテンツで企業理解を深めたいとのことでした。
また、クライアント様は近年「人、水、環境の未来」というテーマのもと、サステナブルな社会に向けての活動にも注力されており、その内容の追加もご希望でした。
上記のポイントを意識して会社案内カタログのリニューアルを進めました。

完成した会社案内カタログがこちらです。次章より、完成までの流れをご紹介いたします。

会社案内パンフレットのデザイン制作の流れ

まずリニューアル後のページネーションをご提案し、おおよそのコンテンツ内容・順番が決まった後でデザインに着手しました。表紙は複数のデザイナーで案出しを行い、中面はベースのデザイントーンは統一しつつも、コンテンツごとにあしらいを変え、読む人の印象に残る魅力的なコンテンツとなるよう仕上げています。

構成・掲載コンテンツの決定

制作のお話をいただいた際、初めにJPCよりリニューアル後のページネーションをご提案しました。
既存の会社案内パンフレットを見せていただき、ご希望の採用コンテンツ系を追加しながら、ざっくりとしたページ割りを作成します。
ページ構成を採用いただき正式に受注となったあとは、お客様からいただいた原稿を確認しながら営業とデザイナーで打ち合わせを行い、紙面構成を少しずつ具体的に起こしていきました。
また、提供していただいた画像やテキストを確認し、画像サイズなどのチェックを行います。

表紙デザインの提案

デザインを進めるにあたり、表紙案を複数案作成しデザインの方向性を選定していただきました。
今回はご提案する表紙デザイン案に幅を持たせるため、デザイナー複数名で表紙案をご提案いたしました。
「水×人々の暮らし」という共通テーマを設定し、リアルな水しぶきと街を組み合わせたデザインや、パイプで人と水がつながっているものなど、異なる切り口でバリエーションの幅を持たせました。
提案したデザインは、こちらです。

左の2案に描かれている街のイラストを生かしたまま、水と人と自然を想起させる画像を入れたいというご要望をいただき、デザインの調整を行いました。
最終的に完成した表紙デザインがこちらです。

ブラッシュアップを重ねたことで提案時からガラッと変わった印象となりました。
中央に薄く企業ロゴのマークを敷いたり、画像の四隅に小さくパイプのイラストを添えたりするなど
随所にクライアント様らしさをプラスするアイコンをデザインいたしました。

中面デザイン制作

デザインの方向性が決まれば、それ以外のページのデザイン制作を進行していきます。
お客様からいただいた「コンテンツごとにこんなイメージにしたい」というご要望をもとに、コンテンツごとにデザインを工夫し、画像だけでなくアイコンやイラストを多く盛り込んだ内容としました。

POINT1 数字で見る企業紹介

採用にも活用できるよう、新しく設けた「数字で見る」というコンテンツでは、お客様からいただいた資料をもとにイメージの共有がしっかりとできていたので、円滑に制作を進行できました。
会社案内パンフレットでこういったページが制作されることは多くないのですが、コンテンツのメリハリにもなり、楽しく読めるページとしておすすめします。
さらにこのページや隣の「サステナビリティ」のページには背景に水滴の画像や風景写真を敷き、硬すぎない印象にしています。

POINT2 暮らしの中の製品紹介

クライアント様より、リニューアル前の会社案内パンフレットに掲載されていた「街のイラストを用いた製品紹介」を、新規デザインにも入れてほしいとご要望をいただきました。
見開きを使って街のイラストを展開し、さまざまな場所で製品が活躍していることを示すページになります。インパクトがありパンフレットのメインともいえるページのため、街のイラストはとくに時間をかけて作り込みました。
素材となるイラストをベースに陸地を描き、 海と川を創り、道路を引いて、建物を配置していく…。素材のないものを新たに描くという地道な作業ですが、街がどんどん完成していく様子が楽しくなり、時間を忘れて没頭してしまいました。
全体の配色はクリーンなイメージの白を基調とし、水を想起させる水色・青系と、環境を意識した緑色をバランスよく使用して統一感を出しました。

<イラスト全体像>

会社案内パンフレットの完成

クライアント様と念入りにブラッシュアップを重ね、完成した会社案内パンフレットがこちらです。

丁寧なご指示によって、企業様の理念を表した表紙ビジュアルに加え、ページごとにもしっかりと変化をつけた会社案内パンフレットが完成しました。水インフラを担う企業様らしい、クリーンで誠実なデザインに仕上げています。

クライアント様にも喜んでいただけて、事前のイメージ共有の大切さを改めて実感させていただいた案件となりました。

会社案内パンフレットの掲載コンテンツ例 5選

ここでは、今回の事例を参考に、会社案内パンフレットに盛り込みたい内容例をご紹介いたします。
定番のコンテンツや近年注目されているコンテンツなどぜひ参考にしてみてください。

1.理念やビジョン

会社を知っていただくための重要なコンテンツの一つが「企業理念」や「今後のビジョン」です。その会社が大切にしていることや、ミッション目指すものを伝えることは、社会における企業価値をアピールすることにもつながります。
取引先にとっても、求職者にとっても押さえておきたい情報のため、多くの企業様が掲載されています。
これらと合わせて代表取締役様のメッセージや、創業以降の沿革などがセットで掲載されることが多くあります。

2.事業内容・サービス内容

会社案内パンフレットに欠かせないのが、事業紹介やサービス紹介ページです。
「何をしている会社なのか」を伝えるメインの情報となるため、しっかりと精査し、一番伝えたい最新の情報を掲載するようにしましょう。独自技術があれば、強みとして大きく打ち出していくことをお勧めします。加えて相関図やイラストなどがあればビジュアル的にわかりやすく事業や強みを紹介することができます。
ただし冊子はWebと異なり掲載できるボリュームが限られているため、掲載したい情報の優先度を決めておくことが大切です。予算や冊子ボリューム感との兼ね合いを考慮しながら、情報量を精査していきましょう。

3.保有設備や事業所展開

自社で所有している工場や研究所などがあれば、それらを紹介するページを設けることをお勧めします。
工場規模や数、最新鋭の設備投資などは企業力のアピールポイントとなり、対顧客への信頼性を高める効果もあります。事業所が複数ある企業様や、グローバル展開している企業様は、日本地図や世界地図を用いてまとめられることが多いです。企業規模を示すコンテンツの1つとなります。

4.こんなところに○○

メリハリとしてお勧めなのが、本記事内でも登場した暮らしの中に製品をイラストで落とし込むページです。
「こんなところに○○(企業名)」というタイトルでWebサイトのコンテンツとして制作されることが多いですが、冊子でも見開きを使えばインパクトのあるページになり、より事業を印象づけることができます。

  • 取り扱う製品の幅が大きい
  • 暮らしを見えないところで支えている
  • 扱う製品が分かりにくい・イメージされにくい

といった企業様はぜひご検討ください。
商談時に説明しやすいだけでなく、採用活動においてもプラスになるコンテンツです。

5.サステナビリティ情報

最近の会社案内トレンドの1つが「サステナビリティ情報」です。
SDGsなどが掲げられる昨今、いかに環境負荷を少なくより高性能な製品を生み出しているかは重要な情報です。
カーボンニュートラルに関する取り組み事例を掲載したり今後の目標数値を掲載したりするなど、企業としてサステナビリティを意識していることを示すページを末尾に掲載する企業様が増えています。

補足:更新性の高い情報は別紙がおすすめ

会社案内パンフレットに掲載しておきたい会社の基礎情報について、組織図や沿革、取引先一覧など、高い頻度で更新したいものについては、別紙にて制作することをおすすめしています。
印刷費用を抑えながら、最新の情報を手軽に更新することができ便利です。
別紙は紛失の可能性が高いと思われるかもしれませんが、パンフレットの裏表紙にポケットをつけて印刷することも可能ですので、気になる方はご依頼時に制作会社へご相談ください。

会社案内パンフレットのデザイン制作のまとめ

今回は、会社案内パンフレットのデザイン制作についてご紹介いたしました。
クライアント様の企業イメージを理解しデザインに落とし込むことで、ページごとに変化がありつつも統一感のある会社案内パンフレットが完成いたしました。
ベーシックなページデザインと合わせてイラストや数字で見るなどの魅力的なコンテンツをプラスすることで、読んでいて飽きない冊子を制作することができました。

JPCでは、営業・コピーライター・デザイナー・CGクリエイター・撮影班などがチームとなって会社案内パンフレット制作をワンストップでサポートさせていただきます。
デザインを展開してWebサイト制作映像制作も一気通貫で承っておりますので、会社案内パンフレット制作をご検討の方はぜひお気軽にご相談ください。

JPCの会社案内パンフレットのデザイン制作について、詳しくは、下記のページもご覧ください。
会社紹介のカタログ・パンフレットデザイン制作

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