2024.05.16
周年記念誌 カタログデザイン制作事例-読みやすいレイアウト
会社の創業10周年や20周年など節目となる年に、これまでの振り返りとして制作される周年記念誌。
周年記念誌は創業からの社史や印象的なプロジェクト、社員インタビューなど企業の歩みを振り返る内容がメインとなることが多く、商品販促物のように制作優先度が高いものではありません。
しかし周年記念誌を作ることは、社歴も経験も異なる社員の皆様の結束力を高め、企業アイデンティティを社内で共有し、次なる成長に一丸となって向かっていくことに繋がります。また節目で記念誌を作ることで、将来的に企業の歴史を記録した貴重な資料にもなります。
さらに社外に向けてはブランディング効果も発揮します。創業から関わってきたステークホルダーに感謝の気持ちを表現でき、会社のことを知らない方々にこれまでの成果をアピールし信頼を醸成することもできます。
今回のブログでは、JPCがご依頼いただいた20周年記念誌の制作についてご紹介します。
100ページを超える記念誌で、様々なコンテンツが盛り込まれた冊子が完成しましたので、創業・周年記念誌の制作にご興味のある企業様は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
周年記念誌デザイン制作の概要
まずは、今回JPCが制作した周年記念紙のご依頼内容について詳しくご紹介します。
ご依頼主 –大阪の理科学機器製造・販売会社様 -
ご依頼いただいたのは、大阪府箕面市に本社を構え、最先端の理化学機器の製造販売を行う会社様です。2003年に大学発ベンチャーとして創業され、この度20周年を迎えられました。
JPCには、これまでも製品カタログの制作などをご依頼いただいています。
ご依頼内容 – 創業20周年の100ページの記念誌
今回は、創業20周年を記念する式典で配布する周年記念誌の制作をご依頼いただきました。
創業から現在に至るまでの社史や、役員様・社員様のインタビュー、製品紹介、コラムなど、100ページにわたって多岐にわたるコンテンツを掲載しました。
カタログデザイン制作のポイント-メリハリのあるデザイン-
この記念誌は、これまで会社に携わってきた社員様やそのご家族、関係者の方々、関係企業様に配布される冊子です。
創業から現在までの出来事や関係者の方々への感謝を示すほか、対外的に会社紹介としての用途も見据えていたため、ページ数が多くても読みやすく、全体的にブランドイメージが高まるようなデザインが求められました。
これまで制作させていただいた製品カタログとデザイントーンを統一してクライアント様らしさを残しつつも、飽きないようなメリハリのあるデザインと、読みやすいテキスト量・レイアウトを意識してデザインを進めました。
完成したデザインはこちらです。次章より制作の流れをご紹介いたします。
周年記念誌 カタログデザイン制作の流れ
今回の事例の制作の流れに沿って、周年記念誌の制作過程をご紹介いたします。
100ページを超える周年記念誌の制作では、全体の構成をあらかじめイメージしながら 各コンテンツのデザインを効率よく進行していくことが重要です。
掲載内容とデザインイメージの決定
はじめに、構成内容についてクライアント様にヒアリングを行います。
前提として全体で100ページものの冊子にすること、そして掲載したい各コンテンツの内容はおおよそ決めていただいていたため、JPC側はヒアリングした内容をもとにコンテンツの掲載順や見せ方を検討し、同時に各コンテンツのデザインテイストの参考となるイメージをピックアップし、ご提案しました。
早い段階でクライアント様とデザインの方向性についてコンセンサスを取っておくことで後工程で大きなズレが生じることを防ぐことができます。
各コンテンツのレイアウト設計
掲載内容が決まり記念誌全体を組み始めるにあたり、ご希望ページ数から各コンテンツのページ数の目安を割り出していきます。
100ページを一気に進めるのではなく、まずデザインフォーマットを作るページを何ページか選定し、そのデザインから制作を進めました。
今回の冊子は“見るもの”というより“読みもの”でしたので、テキストが多いページはフォントやテキストサイズ、文字の間隔などを入念に調整します。テキストを含めたレイアウトを事前にしっかり設計しておくことでその後の作業がスムーズに運びます。
また、全体のメリハリが出るよう、しっかりと読ませたいページは白ベースにシンプルに、間に挟まるコラムページなどは背景にカラーや幾何学模様などを敷いて少し印象的なデザインに仕上げ、読んでいただく人にとって区切りがわかりやすくなるよう工夫いたしました。
左:テキストを読ませるページ 右:情報・コラムページ
各章のデザイン制作と調整
ベースのレイアウトが決まってきたら、ご支給いただいた原稿をもとに各ページの制作、調整へ進みます。
記事のテキスト量によってページごとにばらつきが出てしまわないように、余白を生かし画像を大きくあしらうことでバランスを取っていきます。
テキストのみのページが多いと圧迫感があり簡素に見えてしまうため、可能な限り画像を差し込み、読み手にとって疲れにくいデザインを意識しました。
周年記念誌 完成
完成した20周年記念誌がこちらです。
過去案件の中で伺ってきたクライアント様のビジュアルアイデンティティを尊重しつつ、記念誌ならではの特別感を表現したデザインに仕上がりました。
JPCとしても気合の入る100ページものの記念誌制作ではありましたが、レイアウトの計画を入念に行ったことで各ページの制作がスムーズに進み、コンテンツごとに変化をつけた冊子に仕上がったと感じています。
記念すべき節目にJPCへご依頼いただき、クライアント様の歩みを形に残すお手伝いができたことを大変嬉しく思います。
周年記念誌デザイン制作会社として選ばれる理由
なぜJPCが周年記念誌のデザイン制作会社としてお選びいただけたのか、その理由をご紹介します。
100ページのカタログ冊子制作にも対応
一枚物のチラシや簡易なパンフレット制作と異なり、100ページ以上のボリュームの冊子制作となると、どの制作会社に頼めばいいか悩んでしまう企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
JPCはInDesignを使用した数十~100ページ以上のカタログ制作の経験があり、デザイナー、コピーライター、カメラマンなど専門スタッフがチームとなってカタログを制作する体制がございます。
また、社内に多数のデザイナーが在籍しているため、ときに複数人でページを分担しながら効率的に制作を進めることが可能です。
企業様らしさを販促物に展開
広告は企業やブランドイメージをビジュアル的に伝える重要なツールであり、表現したい世界観やデザインテイストのご希望をお持ちの企業様も多く、今回のクライアント様も過去の制作物から一貫してご希望のテイストがございました。
JPCではそういったクライアント様ごとの世界観を大切にし、異なる販促物でも意識して統一したデザイントーンを心がけています。それは紙ものだけでなくWEB制作や映像制作でも同様で、JPCにワンストップでご依頼いただくことで統一されたブランディングが可能となり、クライアント様は案件ごとに希望テイストを説明する手間を省くことができます。
「制作会社を使い分けているため、少しずつルールや表現が違う・・」とお悩みの方は
紙・WEB・映像、そのほか広告に関するあらゆるサービスをご提供しているJPCへご相談ください。
周年記念誌デザイン制作のまとめ
今回はJPCの周年記念誌デザインについてご紹介いたしました。
周年誌は制作過程を通じて自社が乗り越えてきた歴史を振り返るとともに
「これからも成長していこう」という企業の未来へのモチベーションアップにも貢献します。
また完成後は会社紹介ツール、新入社員への教育、社内記録資料などにデザインを展開し活用することができます。
冊子制作と合わせて特設WEBサイト制作や式典用ムービー制作なども承っておりますので
周年プロジェクトに関することは何でもお気軽にJPCにお問い合わせください。
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