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2016.09.08

【デザインの裏側】多言語化/アラビア語と英語併記の製品カタログ制作

今回は製品カタログの他言語化の制作についてのお話です。

カタログの「他言語化」と言えば、日本語カタログを英語、中国語、韓国語へ。または、日本語・英語を併記するケースが特に多いのですが、今回は、なんとArabic!! 
英語とアラビア語、2カ国語を表記した製品カタログの制作依頼です。

クライアントは大手タイヤメーカー様で、弊社東京営業所のお客様のお仕事です。今回は中東向けの2016-2017年版の製品カタログで、国が変われば製品のラインアップも全く異なります。道路事情もあるのでしょうが、日本でイチオシの「ecoタイヤ」はラインアップには含まれず、オフロード系のタイヤがメイン商品としてラインナップされています。

■文字綴りの方向が異なる英語とアラビア語
まず、クライアント様より英語原稿をいただき、弊社にてアラビア語に翻訳、より専門的な単語等については現地クライアント様にご確認頂きながら原稿を制作いたしました。

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アラビア語で制作をする上でのもっとも注意すべき点は、アラビア語が右から左へと綴られる言語なので、基本的に右揃えの文字組、英語部分は基本左揃えになります。その両方が混在したデザインになるので、写真とテキストの分量などを踏まえ、より自然な流れで読みやすく、スッキリと違和感のないレイアウトになるように注意しました。

またそれに伴い、普段デザインで使用しているアプリケーションAdobe IllustratorCC(日本ver)では、アラビア語の文字組には対応しておらず、全てIllustratorCC(中東ver)での制作となりました。

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■中東の広大なスケール感を表現したリッチな仕上がり
表紙のデザインや、オフロードタイヤカテゴリーの扉ページのイメージには「中東っぽさ」を求められましたので、使用するタイヤ画像の製品コンセプトを活かし、中東の広大なスケール感や荒れた舗装道路を走り抜けるイメージなど、複数案ご提案させて頂き、コチラのデザインで決定いたしました。

スクリーンショット 2016-03-30 20.54.41.png

表紙には、UV印刷でエンボス加工を施し、梨地とコート地を使い分け、タイヤのパターンがくっきりとうかび上がる仕様にしました。日本verにはないリッチな仕上がりですね。

yokohama_B.jpg

近年弊社でも、多言語でのカタログ制作や各種販促物、WEBの制作案件が増えており、随時対応させて頂いております。
また、京都、大阪、神戸のお客様はもちろん、東京営業所もございますので、東京、首都圏のお客様もお気軽にご相談ください!

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