2024.12.05
リーフレットデザイン制作事例-化粧品の販促ツール展開
コンパクトな販促ツールの制作を検討されている際、1枚もののチラシでは掲載情報が少なすぎるというときにぴったりなのがリーフレットです。
リーフレットは、商品やサービスを効果的に伝える販促ツールの1つとして、店頭などにも気軽に設置しやすいため、化粧品売り場、アパレル店舗、カーショップ、不動産店舗などさまざまなシーンで活用されています。
今回は、リニューアル発売される化粧品をPRするリーフレット制作事例をご紹介します。以前JPCにて制作したリーフレットをご好評いただき、今回リーフレット・ポスター・映像をまとめてご依頼いただきました。新商品の販促をお考えの方や、リーフレットのデザイン制作に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
リーフレットデザイン制作事例の概要
まずは、今回ご紹介する制作事例の概要をお伝えします。
ご依頼主 -東京都渋谷区の美容関連企業-
ご依頼いただきましたのは、東京都渋谷区に本社を構えるトータルビューティーの総合コンサルティング企業様です。この企業様は、補正下着を中心に全身の美をサポートする製品とサービスを提供されています。全国に約740店舗展開し、広範なネットワークを通じて多くのお客様にご愛顧されています。
前回のリーフレット制作をご好評いただき、今回もご依頼をいただきました。
ご依頼内容 -スキンケア商品のリーフレット、ポスター、動画-
今回は以前から販売されているスキンケアシリーズのリニューアルに伴い、リーフレット、ポスター、動画の制作をご依頼いただきました。
この製品は肌老化(エイジング)を徹底分析し、発酵の力でアップデートした美容成分を配合し、さらに独自の技術を採用したスキンケアシリーズです。ハイクラス価格かつエイジングに向けた商品であることから、洗練された大人世代をターゲットにした商品です。
デザイン制作時のポイント-ブランドイメージを継承したリニューアルデザイン-
今までのブランドイメージを保ちつつ、リニューアルを感じさせる一貫したキービジュアルの制作を意識しました。さらに、新しい成分や技術、独自のコンプレックスの説明を分かりやすく表現しアピールできるようなデザインを目指しました。
リーフレットデザイン制作の流れ
制作は世界観やキービジュアルのベースとなるリーフレットを作成し、その後動画やポスターへと展開していく流れとしました。次節より制作の流れに沿って詳細をご紹介いたします。
リーフレット構成
まずリーフレット制作では今までの商品のブランドイメージをリサーチした上で、今回のリニューアルについて打ち出したいことを詳しく先方にヒアリングしました。
今回打ち出したいこととして上げられたのは以下の3つです。
- 新しい成分が加わったこと
- 新たな技術を用いた製法を採用したこと
- これらにより、既存製品からさらにグレードアップしたこと
ヒアリング内容と先方からいただいた資料をもとにコピーライターが内容をまとめていきます。
グレードアップした製品を強調するために、キャッチコピーにも「進化した」「生まれ変わった」などをご提案しました。
その後先方と何度もすり合わせを行い、リーフレットの構成と原稿を整えます。
リーフレットのレイアウトデザイン
コピーライターが作成した構成をもとにデザイナーがレイアウトを何案か作成し、紙面のレイアウトを決めていきます。
今回は『各商品の説明』『新成分×新技術』『独自のコンプレックス図』という大きく3つの柱があり、それらを一番分かりやすく、かつ美しく見せられる構成を検討しました。
リーフレットは全体的に柔らかいベージュ系の色合いを使用し、上品で落ち着いた雰囲気を演出しています。そこにゴールドのアクセントを用いて高級感をプラスしています。
さらに、開いたときの最初の右面は背景にイメージ画像を敷いてよりリッチな印象を持たせ、新成分や新技術に目がいくようなデザインとしています。
『新成分×新技術』や『独自のコンプレックス図』はオリジナルの図やグラフィックイメージを作成し、ここにも一貫したビジュアル作りを心がけました。
表紙デザイン
基本のレイアウトが確定するのに合わせて、今回のキービジュアルとなる表紙を作成していきます。
表紙は『美容成分に包まれた商品イメージ』で、パッケージにも使われているゴールドを基調に、輝く美容成分の球体に包まれた商品をイメージして作成しました。
イメージの作成にはAI生成のソフトも使用し合成をすることで、他にはないビジュアルを作成することができました。さらに色味や光のコントラストを何度も調整しブラッシュアップしていきます。
スチール撮影、動画撮影
キービジュアルの方向性が決まると、撮影へと進みます。
同時に動画制作もシナリオなどが進んでおり、同じタイミングでJPC保有の「ONE STOP STUDIO TOKYO」にて撮影を行いました。
撮影に向けて、事前に動画のディレクターやカメラマンと何度も打ち合わせを行い、商品のアングルやライティング、モデルのメイクや衣装など細かく情報を共有します。
当日は、デザイナーと映像ディレクター立ち合いのもと、商品のスチールカット、映像用のイメージカット、モデルのスチールカット、映像用のイメージカットの順で撮影を進めました。
スチールとムービーではカメラやライティングが変わるため、その度にセットチェンジを行う必要があります。1日で効率よく撮りきるために、チーム一丸となって撮影に臨みました。
リーフレット完成、販促展開
撮影されたデータはカメラマンからすぐにデータ納品してもらい、レタッチ作業に入ります。商品はロゴや小さな埃、映り込みを消し、色をより美しく発色させる補正を行い、モデルは影を抑え、明るく透明感のある色味に補正を行いました。
撮影されたデータを反映し、完成したリーフレットがこちらです。
リニューアル前や製品パッケージのブランドイメージを守りながら、大人の女性に向けたシンプルで高級感のあるデザインとなりました。
リーフレットのキービジュアルを展開し、ポスターや動画も制作いたしました。
ポスターは球体のイメージを大きく打ち出し、下部に新しい成分と技術を控えめに掲載しました。
少し離れた場所からでも商品が引き立ち、目にとまるビジュアルになったのではないかと思います。
完成した動画はこちらです。リーフレット・ポスターと統一したデザインで、モデルを使ったイメージ訴求を取り入れリーフレットとはまた違ったPRができたかと思います。
完成した販促ツールは先方にも大変好評だったと報告がありました。
美容の展示会が秋ごろに行われ、この製品をメインにPRすると伺ったので、今回制作したリーフレットなども展示会での営業活動に貢献できたのではないかと思います。
リーフレットのメリット3選
JPCでは、BtoBからBtoCまでさまざまなリーフレットを制作しています。最近では映像広告やWebサイトでの製品カタログのオンライン化なども増えていますが、リーフレットがどのようなシーンで役に立つかメリットを3つご紹介いたします。
コンパクトで気軽に渡しやすい
1つ目のメリットは、コンパクトさです。
リーフレットは1枚の紙を二つ折り、もしくは三つ折りなどにして作るもので、A4から手のひらサイズの小さな冊子まで、さまざまなサイズで制作できるのが特徴です。カタログやチラシはA4サイズのものが多いため、相手の荷物量や鞄によっては気軽に渡しづらい側面があります。その点、今回のようなコンパクトなリーフレットは、渡す相手の荷物になりづらく展示会やちょっとしたセミナーなどで配布しやすい点が強みです。単体での活用ももちろん、ほかのカタログやカードなどと一緒に組み合わせて渡せる便利さもあります。
伝えたい情報を端的にまとめられる
2つ目のメリットは、情報が1枚にまとまっている点です。
リーフレットは1枚の紙の裏表のみを使うため、情報量は限定されますが、だからこそ伝えたい情報を要点を絞って伝えるツールとして役立ちます。今回のように「製品ビジュアル・特徴・ラインナップ・使用イメージ」という構成もよくある流れですので、ぜひ参考にしてみてください。
数ページ~数十ページのカタログなどであれば、受け取った後すぐに目を通さず後回しにされてしまう可能性がありますが、リーフレットはさっと読んでいただきやすいため、“無人営業”として店頭ツールにも活用できます。
デザインに遊び心を取り入れやすい
3つ目のメリットは、開く形状からデザインに遊び心を入れやすい点です。
リーフレットは折り方によって、1回もしくは2回空ける動作が必要になります。そのため、開く前と後のデザインをあえてつなげてデザインしたり、中へ続くようなストーリー性のある遊び心を加えたり、デザインを工夫することで印象付けが可能になります。
ほかにもリーフレット自体の形を家にしたり木にしたり、PRする対象に合わせて変えてみるのもおすすめです。一目でなんの広告か分かりやすくなる、楽し気な雰囲気で手に取ってみたくなるなどの効果があります。
リーフレットデザイン制作のまとめ
今回は、新製品のリーフレットデザイン制作についてご紹介いたしました。
ターゲット層や商品ブランドイメージに合わせ、シンプルで高級感のあるデザインが完成しました。キービジュアルを展開し、チラシや映像制作も一気通貫で行ったことで、新製品のブランドイメージを作り上げるお手伝いができたかと思います。
新製品のリーフレット制作を構成(コピーライト)から依頼されたい企業様や、展示会など販促ツール一式を必要とされている企業様は、幅広い広告制作をワンストップで制作しているJPCへぜひお気軽にご相談ください。
リーフレットの制作については、以下のページもぜひご覧ください。
チラシ・リーフレットのデザイン制作