2023.09.27
展示会用チラシデザイン制作事例-食品メーカー様の場合
チラシのデザインは、その用途によってコンセプトをしっかり設定することで、よりよいデザインに仕上げていくことができます。チラシなどの広告を制作する際には、その広告の目的をしっかり理解してターゲットに刺さる広告を制作していきたいですよね。
今回は、食品メーカー様からご依頼いただいた展示会用のチラシの制作についてご紹介します。JPCではどのようにチラシのデザインをより良いものにブラッシュアップしているか、実例に沿ってご説明いたします。
目次
展示会用チラシデザイン制作-食品系事例の概要
はじめに、今回JPCで制作したチラシのご依頼内容について詳しくご紹介します。
ご依頼主 –大阪の食品メーカー様-
今回の事例は、大阪に本社を構える大手食品メーカー様からのご依頼です。この企業様は、全国的に流通しているハムやソーセージ、ウインナーをはじめ、レトルト食品や冷凍食品など幅広い調理加工食品を手掛けています。多くの消費者から高い評価を受けており、全国にわたってその魅力を発信しています。
これまでも、動画広告の制作・配信など様々なプロジェクトをご依頼いただいていました。
ご依頼内容 -食品展示会での配布用チラシ制作-
今回のご依頼内容は、食品展示会で配布するためのチラシ制作です。食品展示会は、多くの企業が自社の製品をPRする場であり、来場者に強い印象を与えるためのチラシが必要不可欠です。特に、今回の展示会では、多数の賞を受賞した高品質なウインナーを主力商品としてアピールしたいという要望がありました。
展示会来場者に商品の魅力を効果的に伝えるため、A4サイズのチラシを制作し、追加でポケットティッシュのカバーも依頼されました。ターゲットは展示会来場者全般であり、商品の認知拡大を目的としています。競合商品の多いウインナー市場において、モンドセレクションをはじめとする数々の賞を受賞している点を強調し、品質の高さを訴求することが求められました。
チラシのデザイン制作時のポイント-高級感とシズル感-
今回のチラシのデザイン制作におけるポイントは、下記2点です。
- 高級感:多くの賞を受賞していることを視覚的にアピールし、商品の品質の高さを伝える。
- シズル感:食品のチラシであるため、美味しそうに見せ、今すぐ食べたくなるようなデザインを演出する。
これらのポイントを押さえつつ、デザインを進めていきました。
高級感を演出することで、商品の品質の高さやブランド価値を強調し、シズル感によって食品の新鮮さや美味しさを視覚的に伝えることができます。これら二つの要素をバランスよく取り入れ、見る人に強い印象を与えるデザインを目指しました。
展示会用チラシデザイン制作の流れ
それでは、このチラシが食品をアピールするチラシがどのような流れで制作が進行していったか、今回の事例をもとにご紹介いたします。
展示会用チラシの企画・構成
デザインの制作に取り掛かる前に、チラシの構成内容をまとめます。
今回は、ある程度お客様からのご要望で内容が固まっていたので、営業担当者がラフをまとめました。表面には商品の魅力を一目で伝えるビジュアルを配置し、裏面には商品の詳細情報や会社の紹介を記載しました。このように、情報の整理と視覚的なインパクトを両立させるレイアウトを心掛けました。
チラシやカタログなどを制作していく際に、デザインの骨ともなる構成。
どんな内容を載せたいかは、お客様にもご準備いただきますが、どのように見せるか、どんなキャッチコピーを入れるかなどは、構成・コピーを担当しているコピーライターによって、JPCでまとめさせていただくことも可能です。わかりやすい構成や目を引くアイキャッチなどや経験豊富なスタッフがご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
表面デザイン -高級感を演出
こちらがチラシの表面のデザインです。
表面のデザインでは、高級感を演出するために、いくつかのポイントに注力しました。
左側Beforeが、デザインの初期段階。右側Afterが高級感の演出を加えてデザインをブラッシュアップしたバージョンです。
まず、背景を赤から黒に変更し、全体的に落ち着いた雰囲気を作り出しました。黒い背景はウインナーの鮮やかな色を際立たせる効果があり、視覚的に引き締まった印象を与えます。また、背景に紙のようなテクスチャを追加することで、単純な黒一色よりも奥行きと高級感を感じさせる仕上がりにしました。
さらに、モンドセレクションなどの賞を紹介する部分には、赤の背景に幕を追加し、授賞式のような雰囲気を出しました。これにより、商品の受賞歴を一目で理解してもらえるとともに、その価値を高める効果が期待できます。
デザインの細部にも工夫を凝らしました。例えば、フォークに刺さったウインナーに湯気を追加し、今すぐ食べたくなるようなシズル感を演出しました。このような視覚的な要素は、見る人の食欲を刺激し、商品の魅力をダイレクトに伝える効果があります。
フォントの選定にも注意を払い、高級感と読みやすさを両立しました。タイトルや重要な情報は上品で視認性の高いフォントを使用し、情報を分かりやすく整理しています。これにより、視線の流れを自然に誘導し、重要なメッセージが確実に伝わるようにデザインし、デザイン全体で商品の高級感を強調することで、来場者の興味を引くように仕上げました。
裏面デザイン -食品を引き立てるシズル感
裏面のデザインでは、食品の魅力を最大限に引き出すためにシズル感を重視しました。特に商品の調理過程を示す箇所では、炎や湯気を入れて思わず食べてみたくなるデザインを意識し実際に手に取って調理したくなるようなデザインに仕上げました。
商品のラインナップを紹介するセクションも刷新しました。背景に木のテクスチャを使用することで、高級感と親しみやすさを両立させています。各商品を目立たせるために、配置にも工夫を凝らし、視線が自然に各商品へと流れるようにデザインしました。
調理方法の説明では、手軽に美味しく調理できる点を強調しました。電子レンジでの加熱時間を具体的に示すことで、消費者が簡単に調理方法を理解できるようにしています。これにより、商品の利便性をアピールするとともに、実際に購入して調理してみたいという気持ちを引き出すことを目指しました。
このように、裏面デザインでは商品の魅力を視覚的に伝えることに重点を置き、シズル感を最大限に引き出す工夫を行いました。結果として、商品の新鮮さや美味しさを強くアピールするデザインが完成しました。
展示会用チラシデザインの完成
このようにして、お客様との修正を重ねながらチラシのデザインが完成します。
最終のデザインはこちらです。
細部まで様々な演出を凝らしたデザインが仕上がったのではないでしょうか。
お客様からもご好評いただき、こちらのチラシのデザイン制作に加えて、ティッシュのラベルのデザイン制作についても追加でご依頼いただきました。
こちらがそのデザインです。
チラシのデザインを活かしながら、ティッシュのサイズに合ったデザインを施しています。
JPCがチラシデザイン制作でお客様にご満足いただける理由
JPCは、なぜクライアント企業様にご満足いただける広告のデザイン制作をご提供できるのでしょうか。その理由を今回のチラシデザイン制作を例にご紹介します。
経験豊富なデザイナーや専門スタッフが多数在籍
JPCには、20代の若手から60代を超える経験豊富なメンバーまで、幅広い世代のデザイナーが在籍しています。男性・女性どちらもバランスよくおりますので、内容に合わせて最適なデザイナーが担当させていただいております。また、構成やコピーを担当するコピーライター、WEBディレクター、WEBデザイナー、映像編集のスタッフまで様々な専門のスタッフがおり、グラフィックデザインだけでなく、WEBサイトや動画などあらゆる広告の制作に対応しております。
すべてを自社内で制作しておりますので、各部署の連携がスムーズで短納期・スピーディーなデザイン制作が可能なところがJPCの強みです。
多様な業種企業様のチラシや販促物の制作実績が多数
JPCでは、今回のような食品をはじめ、スポーツ用品・化粧品・文具など様々なメーカー様、また、BtoBの企業様、あるいは大学や専門学校などの学校法人様など、あらゆる業種のお客様よりご依頼いただき、様々な広告を制作してきた実績があります。
あらゆる業種の企業様のチラシやポスターだけにとどまらず、様々な形状の販促物やカタログ・パッケージのグラフィックデザインに加え、WEBサイトやWEB広告、さらには動画まで制作してきた実績がございます。これまでの経験を活かして、それぞれのクライアント企業様のご要望に合った広告のご提案をさせていただけます。
食品チラシのデザイン制作のまとめ
広告の目的を理解して、ポイントを絞ってデザインにこだわり制作することで、よりターゲットに刺さる広告が完成します。
JPCでは、幅広い世代のスタッフが多数在籍しておりますので、ご依頼内容に合わせて様々な角度からデザインの提案をさせていただけます。あらゆる業種様の制作実績が多数あり経験豊富です。
広告の制作だけでなく、WEBや動画への展開制作もワンストップでお任せいただくことができます。
京都を中心に、大阪、神戸のお客様はもちろん、関東のお客様は東京営業所もございますので、広告制作をお考えでしたら、まずはJPCにお気軽にご相談ください。