2023.04.19
【デザインの裏側】リアルな質感を訴求する新商品チラシとポスター制作について
今回は、飲料メーカー様からご依頼いただいた新商品PR用チラシとポスター制作についてご紹介します。
■ご依頼概要
今回は、高齢者をターゲットに”飲みやすさを重視”した新商品のお茶を
「高齢者向け施設」にPRする内容でチラシとポスターデザインのご依頼いただきました。
JPCではグラフィックデザインに加え、メインビジュアルや機能説明に使用する写真の撮影ディレクションも担当しました。
■撮影用のラフをデザインの段階で一緒に確認
商品の強みである「とろみ」を印象的に見せるため、写真をメインにしたデザインにすることとなりました。
デザイン込みでどういうレイアウトで写真とコピーを見せればよいのか、
クライアントにもわかりやすい形で撮影の合成ラフを作成しました。
どんな風に写真が反映されるのかのイメージがしっかりできているので、撮影当日もスムーズに進行することができました。
(撮影ラフ)
■撮影写真をレタッチし、とろみ感UP&美味しそうに見えるように調整
撮影しただけの補正なしの写真ではお茶の水面に波紋や泡が多く、
「とろみ」が引き立たない印象でした。
そこで、波紋の少ない水面部分のみの画像と合成することで
とろみ感を表現しつつ主張しすぎないようにレタッチを行いました。
また、そそぎ位置が中央からずれて見栄えが悪い印象があったので、
複数パターン撮影した水面の波紋を組み合わせて真ん中に綺麗に注がれている様子に、
スプーンの上のお茶も泡が入ってしまっていたのでとろみが引き立つよう泡を消すレタッチをしました。
製品も補正前は少し濃く濁っている印象だったので、
目で見た印象を反映した明るく透明感のある色に調整しました。
その他全体のトーンが揃うように色調調整をして仕上げました。
■ターゲットに寄り添いながら商品特性を伝えるデザイン
ターゲットが「高齢者施設向け」と明確に決まっていたため、
重要な箇所は文字の見やすさや視認しやすいフォントを意識して使用しました。
「とろみ」が特長の商品ですので、見やすさのなかにも柔らかいフォルムが欲しいなと思い、
角が少し丸いフォントを選びました。
アイキャッチやシェイプにも柔らかい丸みをもたせることで商品特性の「とろみ」を表現しました。
今回作成したチラシとポスターだけではなく
雑誌広告用にも展開するなど、他媒体でもデザインを使用いただきました。
JPCでは、今回のように撮影からデザイン制作まで、一貫してお任せいただけます。
特殊な撮影も、経験豊富なスタッフが対応いたしますので、安心してお任せください。
あらゆる分野の制作エキスパートがお客様のご要望を全力でバックアップいたします。
大阪、神戸はもちろん、東京及び首都圏のお客様にも東京営業所がございますので、まずはお気軽にご相談ください!