2018.03.19
【デザインの裏側】イラストを使用した商品カタログ
今回はタイヤメーカー会社様からご依頼いただきました、
パンフレットの表紙に使用するイラスト制作についてご紹介させていただきます。
タイヤという自動車の中で使用される製品をどう見せるか、ということを意識して
制作いたしました。
1.ラフの作成
構図を決めるためのラフを制作します。
躍動感のあるイメージのA案と、タイヤがよく見える構図のB案
2つの案を提案させていただきました。
<A案>斜め前角度で進みだしそうな躍動感
<B案>真横でタイヤが良く見える構図
今回は、A案で進めていくことに決定しました。
2.イラストの描き込み
ラフをもとにフォトショップでディテールを書き込んでいきます。
今回はタイヤが主役ということもあり、
自動車の部分はシンプルな線のみで仕上げていきます。
ただし、画面がさみしくならないように
オレンジを差し色にするなどバランスを見て調整していきます。
3.エフェクトで表情をつける
自動車に対して疾走感のあるエフェクトを追加していきます。
手書き感のある筆のブラシを使用して、ビジュアルとしてのイメージを固めていきます。
また、地面に塵や砂を描くことでも躍動感を表現します。
4.タイヤ部分を目立たせる
今回はタイヤが主役ということでタイヤ部分は写真を使用しています。
黒い背景でも目立つように白い光彩をつけて光っているように仕上げました。
5.加工で雰囲気を出す
全体を描き込んだところで、光の表現を追加します。
イメージとしては砂煙りに光が当たっているようなイメージの
すこしぼんやりとした光を追加してさらに全体の雰囲気を追加します。
最後にバランスを見つつ微調整して完成です。
こちらがデザインに落とし込んだ表紙イラストになります。
タイヤが映える、躍動感のあるイラストが仕上がりました。
■JPCではデザインはもちろんのこと、それに付随するイラストや撮影など、
様々なクリエイティブ表現も承っております。グラフィックデザイナーや、
映像ディレクター、コピーライター、プログラマー、システムエンジニアなど、
専門的なスキルを持ったクリエイターが揃っているため、
JPCではワンストップな広告製作を行うことが可能です。
京都、大阪、関西圏はもちろんのこと、東京営業所もございますので、
関東、首都圏、東京都内のお客様も気軽にお問い合わせくださいませ。