2016.06.15
【デザインの裏側】イラスト製作/イメージしにくい商品特長でも一目で伝わる!
今回は大阪に本社をおく表示機器メーカー様からご依頼いただいた、カタログに使用する製品説明のイラスト製作についてご紹介したいと思います。
1.ラフ製作
「どんな場所で使う製品か」をわかりやすく伝える
今回ご依頼いただいたのは、災害に関する2つの製品の説明イラストです。
一つ目は、火災時に工場内の非常口の場所を知らせ、避難する人を誘導する「回転灯」。
二つ目は、災害時に屋外にいる人達にもいち早く避難指示を伝えるための「モータサイレン」。
火災、災害発生時に、それぞれの製品がある場合とない場合のシチュエーションを描きます。
まずはラフを描くにあたって、「どのような場所で使う製品なのか」をわかりやすく伝えることを重視しました。特にモータサイレンは、屋内や屋外の複数のシチュエーションで起こっていることを、どのようにイラストに落とし込めばわかりやすくなるのかが課題でした。
▲まずは手描きのラフイラストでおおまかな方向性をご確認いただきます
2.イラスト構図
「アイデア」を加えてより伝わるイラストへ
モータサイレンのイラストは、ラフの段階と完成品で構図が大きく変わりました。ラフの段階では建物全体を見下ろすような構図でしたが、完成品では漫画のコマのように画面を区切りました。
当初の構図では1つのイラストの中に様々なシチュエーションが含まれていたので、それぞれが小さく分かりにくい状態でしたが、画面を区切ることで、各シチュエーションが人物の表情まで描けるほどわかりやすくなり、アイコン等も上手く活用することで状況をよく伝えられるようになりました。
▲ラフを元に詳細なご要望をヒアリングし反映していきます
3.イラストタッチ
クセの無いタッチで、誰にでも分かりやすく
今回は製品説明のためのイラスト製作ですので、イラストのタッチはあまりクセがなく見やすいものにしています。また、人物のいる場所などシチュエーションの違いをわかりやすくするために、背景もよりシンプルに見づらくならないように気をつけて描きました。
▲伝わりやすさを優先し、イラストのタッチはクセなく背景もシンプルに
4.完成
このような工程を経て、イラスト2点が完成しました。
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言葉や写真では伝わりにくい情報も、イラストならパッと見ただけで簡単に伝えることができるため、イラストは広告制作に欠かせないツールです。
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