お問い合わせフォームはこちら

Web商談も対応中

【デザインの裏側】新聞広告の制作・コピーライティング

今回は、私がコピーライティングを担当させていただいた、ある建設会社様の新聞広告の制作についてご紹介いたします!

クライアント様は「建設」という分野のなかでも、特に「防災」をメインに取り組まれている企業様。地震などのいつ起こるかわからない災害から、街や住宅、人々の命を守るための技術を生み出されています。この「防災」に対する想いを限られた紙面でしっかり伝えるのが、今回の大きな軸でした。

では順を追ってお話しさせていただきます。

①オリエンテーション

これまでのクライアント様の新聞広告や、コーポレートサイトの情報を融合しつつ、デザインやコピーを新しくしたいとのこと。

また、広告リニューアルから短くても5年間は同じ広告を使用されるそうなので、オーソドックスながらも、クライアント様らしさの伝わる広告制作をご希望でした。

②コンセプトの決定

オリエンテーションの時点では、「これまでの新聞広告から大きく離れることなく、特定の技術や建材をクローズアップさせることもしない」というお話でした。

しかし、担当営業やデザイナーとの打ち合せの中で、「広く防災への想いを伝えるオーソドックスな案」だけでなく、他企業との差別化を図る意味で「クライアント様独自の技術をクローズアップする案」もご提案できれば・・・ということになりました。

そこで、下記のように複数案をご提案させていただくことにしました。

<A案>

“広く”防災に対する想いを伝える

生活のあらゆるところで活きる、クライアント様の防災への想いをイラスト&コピーで表現。

<B案>

クライアント様独自の「技術」をクローズアップ

クライアント様の独自技術・建材がメインとなったデザイン&コピー。防災に対する想いが、技術の開発につながったことを紹介します。

③広告制作〜完成

過去のクライアント様の新聞広告やコーポレートサイトを改めて見返し、「想い」の軸となる部分を見つけ出していきました。また、他社の広告や、近い業種の広告も集め、イメージを膨らませていきます。

デザイナーと同時進行で制作していく中で、<A案>はイラストメインのものと、コピーメインのものと2種類制作することになりました。

完成したものがこちらです。

<A案ーイラストメイン>

生活のあらゆるところで生きる、クライアント様の防災への想いを表現。

人や街が出てくる、とっつきやすいイラストがメインでしたので、少し語り口調を加えました。

tobishima1.png

<A案ーコピーメイン>

糸のように言葉とイラストで、クライアント様の想いが紡がれていくイメージ。

「建設」という分野ですので、「糸」との相乗効果で柔らかくなりすぎないよう、漢字が多めのかちっとしたコピーを目指しました。

tobishima2.jpg

<B案>

コピーは<A案>よりも「説明」っぽいもので、やや「かため」のイメージ。しっかりと「防災」に向き合ってきた、クライアント様のまっすぐな想いを表現できるコピーを目指しました。

tobishima3.png

最終的に、<A案ーイラストメイン>と、JPCから新たにご提案した<B案>を採用していただきました!

クライアント様のご希望を、しっかりとカタチにするのが私たちの役割です。そして、今回の案件に関わらせていただく中で、クライアント様の想定しているものに「+α」した案をご提案することも、大切な役割の1つだなと改めて感じました。

クライアント様に「想像より良いものができた」と感じていただくために、広告分野はもちろん、広い視野を持ち、さまざまな分野の知識を身につけて、表現に活かしていきたい思っています。

今回は、JPC東京営業所にいただいた案件でした。東京及び首都圏の上場企業様からのブランディング広告のご依頼は非常に増えてきておりますので、引き続きJPCコピーライティングチーム・グラフィックチームをよろしくお願いいたします!

一覧へ戻る
TOP