2013.10.25
パッケージデザインについて
こんにちは!
くすぶり続けてはや10年のスモーキーデザイナー”MATSU”です!
いきなりですが、これは一体何でしょう?
チッ
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チッ
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チッ
そうです!!釣糸のパッケージデザイン達です。
正確には…
100M位ある釣糸をぐるぐる巻き付けてあるスプールといわれるモノに貼られるラベルデザインです。
マニアックでしょう。
今まで結構な数を制作させてもらってきたんですが、今回は、「釣りはコレに始まり、コレに終わる」と言われる「”へらぶな釣り”専用糸」のラベルデザインについてお話したいと思います。
ちなみにこのラベル。直径50mm。
つまり5cmしかありません。
このただでさえ小さいスペースの中に企業ロゴ表示の制約、スペックシールを貼るスペースを確保しながらデザインするのは毎回悩まされます。
どんな場合もそうですがお仕事をいただくと、クライアント様の希望をヒアリングすることから始まります。ヒアリングは直接お話しをお伺いすることもあれば、担当の弊社営業から話を聞く場合もあります。そして、そのヒアリング内容をもとに、デザイン案を提出します。
クライアント様の思い描いているものの確認の意味も含め、デザイン案は少し多めの3案、色違いを2バリエーション提出しました。
今回は、クライアント様からの希望を具体的にいただけたことで、いきなりデザイン案を提出しましたが、案件によってはコピーライターが作成した手書きのラフ構成案で内容をすり合わせてからデザインする場合もあります。
提出したデザイン案の中から今回はC案でいくことが決定しました。ここからは細部をつめていく作業です。
背景の「箆(へら)」のあしらいを決定するためのデザイン案
現段階では、違いが分かりやすいようにあえて、下部のスペック情報がみにくい状態のまま提出してます。
そして、6種類のカラーバリエーション案
急がば回れで、多数のデザインを提出して、摺合せを行っていきます。
そして、デザインのあしらいの方向性とカラーが決定!
あとは最終確認作業として、決定した2カラーに「箆」のあしらいがマッチするかを確認。
そして・・・・・完成!!!
こうして、多数の日の目をみないデザイン案のおかげで極上のひとつが完成します。
それでは、スモーキーデザイナー”MATSU”からは以上です。
また、お会いしましょう!!