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パッケージデザインの制作事例-3DCGを活用

店頭でさまざまな商品を検討するときに、目を引いたり、他社商品と比較したり、重要な役割を果たす商品のパッケージ。パッケージのデザインによって、ブランドイメージが作られ、商品の印象が大きく左右され、売り上げにも影響するなど、大変重要な役割を果たします。

今回は、家電量販店などで販売される家電周辺アイテムのパッケージ制作についてご紹介します。
パッケージ制作をご検討のお客様は、是非このブログを読んで参考にしてみてください。

パッケージデザインの制作概要

まずは、今回JPCで制作したパッケージデザインのご依頼内容について詳しくご紹介しま

ご依頼主- 大阪のパソコン周辺機器メーカー様-

ご依頼いただきましたのは、大阪市に本社を構える、パソコン周辺機器や生活雑貨の大手メーカー様です。
パソコン用マウスやキーボードといった基本的な周辺機器から、スマートフォンアクセサリーや家庭用雑貨など、多岐にわたる製品を製造・販売されています。その豊富なラインナップは、ビジネスユーザー向けのB to B製品に加え、一般消費者が日常的に使用するB to C製品も幅広く取り揃えており、さまざまなニーズに対応されています。

これまでにも何度もご依頼をいただいており、今回も新たなパッケージ制作のご依頼をいただきました。ご希望のデザインテイストは、過去のプロジェクトを通じて既に深く理解しており、それを踏まえてのスタートとなりました。 

ご依頼内容-パッケージデザイン制作-

今回のプロジェクトでは、Blue-rayディスクプレーヤー・ドライブ機器のクリーニングに使う製品のパッケージ制作をご依頼いただきました。

商品は、2枚組のレンズクリーナーで、湿式タイプのDISC1は、頑固な汚れを強力かつ安全にクリーニングでき、重度の読み込みエラーで再生できなくなった機器に、乾式タイプのDISC2は、ソフトブラシでやさしく汚れを除去し、エラーを予防・解消できるので、日頃のお掃除に最適な商品です。
本製品1つで目的や用途に合わせて2枚を使い分けることで読み込みエラーの予防から解消まで幅広く対応できます。パッケージ制作にあたってはこれらの製品の特長を踏まえ、ユーザーに対して、より効果的にアピールできるデザインを目指しました。

デザイン制作のポイント ー既存ラインナップとのバランスー

パッケージを制作するにあたって、一番重要なのは売り場での視覚的なアピールです。
そのため、売り場で既存製品がどのように展開しているのか、またその中でこの製品はどのような位置づけとなるのかを意識しながら制作しました。
既存製品とのバランスをとりながら、新商品としてしっかりアピールしていけるよう、商品の特徴を分かりやすく訴求することを目指しました。

完成したパッケージのデザインはこちらです。

次章より、実際の流れに沿って、詳しい制作過程をご紹介いたします。

パッケージデザイン制作の流れ

今回の事例の制作の流れに沿って、パッケージデザインの制作過程をご紹介いたします。
パッケージ制作では、実際に置かれる店頭を意識したうえでのデザイン制作が重要です。
既存のラインナップと比較した上で、現在の商品の位置づけを確認しデザインを作り込んでいきます。

既存ラインナップの市場調査

本製品には同じシリーズの既存製品が存在しています。各種ドライブ用のレンズクリーナー製品として、既に販売されシリーズ化が成されており、本製品もそのシリーズに新たに加わることになります。

(既存製品 各種)

既存製品のパッケージデザインは、「大画面テレビ+映像」と「TV用」の文字を大きくあしらい、更にレンズ周りの精緻な3Dイメージ画像や機能イラストなどで、本製品群がレンズクリーナーである事を視覚的にアピールする要素と構成で統一が図られています。
そのため、売り場においてはアイテムが多岐に亘っていても、同社製品の間での「一体感」が維持されており、更に多種多様な製品が豊富に取り揃えられているという強みが一目で伝わる事で、競合他社製品とも差別化されています。

今回、本製品が加わることにより、店頭における存在感が更に強化されるよう、既存フォームとの親和性を踏まえた上で、新商品として機能訴求強化を一層図り、ユーザーにアピールできるデザインの制作を行いました。

 (本製品外箱ラフ展開図)

新商品の差別化をしたパッケージデザイン

クライアント様からご支給頂いた既存の同型製品パッケージをベースに、今回の新商品のデザインを検討しました。
既に店頭展開が成されている従来品パッケージとの統一感を保持するため、極力、要素のデザインや配置などは継承した構成にしています。
その上で、既存の白黒ツートンの色に加え、ヘッダー/側面などをブルー色に変更。
「Blu-ray」の文字サイズも一回り大きくし、視覚的にBlu-ray対応製品であることをより強調しました。

更にテレビ画面内の映像もフランスをイメージさせる風景に差し替えています。来年行われる世界的スポーツイベントに関連付けたビジュアルへ刷新することにより、新商品としてのデビュー感の演出とアイキャッチ効果を狙っています。

裏面/側面ついては、既存パッケージの要素/構成をほぼ踏襲いたしました。
裏面に掲載されるブラシの拡大画像については、弊社の「ONE STOP STUDIO KYOTO」にて撮影を行い追加いたしました。

さらに、外装箱のデザインが固まってきた段階で、実際にディスクを納めるケース用のジャケット制作も行いました。

(本製品 ディスクケース用ジャケット展開図)

商品の特長説明に3DCGの活用

今回新たな訴求ポイントとして見せたいブラシの拡大部分に、3DCGを活用しました。

3DCGを活用することで、従来よりも機能特長のアピールを強化し、同シリーズ内に於いての新製品としての明確な差別化を図っています。

フルCGで制作した「ブラシ部分拡大イメージ」画像です。

とても小さいディスク裏のブラシですが、今回の製品のこだわりが詰まった重要な部品となります。

通常の撮影では拡大イメージとして見せることに限界がありますが、社内のCGデザイナーによる高いクオリティのCGが完成しました。精密な構造・素材感まで忠実に再現することが可能です。3DCGを活用することで、現実では撮影が難しいものでも、見せたい大きさと角度で見せることができ、効果的なアピールにつながりますます。

パッケージデザインの完成

こちらが出来上がったパッケージデザインです。

(外装箱)            

(ディスクケース)

当初の目標どおり、既存シリーズのデザインフォームを継承/保持しながらも、新商品としてのアピールを明確に図る。これらを両立させるデザインで、店頭における同社のレンズクリーナーシリーズの更なるラインナップ充実・強化を実現できるパッケージに仕上げることができました。

今後もその商品/シリーズにとって最善の表現手法を、既存製品も含めた店頭状況を踏まえて検討し、ユーザーとクライアント、双方にとって最良の解決策を提供できるデザインを目指していきたいと思います。

パッケージデザイン制作で選ばれる理由

JPCがクライアント企業様にご満足いただけるパッケージデザインを制作できる理由を、今回のパッケージの事例をもとに、ご紹介していきます。

経験豊富なデザイナーが在籍

JPCにはかっこいい系のデザインを仕上げる男性から、おしゃれなデザインが得意な女性まで、さまざまなデザイナーが多数在籍しております。その商品のターゲットとなるお客様の好みをしっかり理解して、これまでの豊富な経験を活かしてパッケージをデザインいたします。
幅広いジャンルの制作に対応できますので、お気軽にご希望のテイストなどをお申し付けください。

撮影・3DCGの制作までワンストップ

JPCでは、撮影も3DCGの制作もワンストップで行うことができます。今回の場合も、撮影は東京の弊社スタジオ「ONE STOP STUDIO TOKYO」にて行いました。東京と京都に自社スタジオがございますので、撮影に都合の良いスタジオをお選びいただけたらと思います。
また、3DCGも社内に専門スタッフがおりますので、連携がとてもスムーズ。撮影やCG制作、それらのデザイン反映までワンストップでお応えいたします。

パッケージのデザイン制作のまとめ

JPCでのパッケージデザイン制作について、ご理解いただけましたでしょうか。
パッケージの役割をしっかり理解しながら、ユーザー様、お客様にとって最適なデザインを追求しお届けしております。さまざまなテイストのご希望にお応えし、撮影や3DCGまでワンストップでスピーティーにお応えできるのがJPCの強みです。
さらに、パッケージのみならず、商品を陳列する什器や店頭のヘッダーなど、あらゆる販促物までまとめてご依頼いただけます。
パッケージ制作・新商品のプロモーションについてご検討のお客様、まずはJPCまでお気軽にご相談ください。

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