2022.05.02
【デザインの裏側】3DCGを活用した観光案内板の企画・デザインについて
こんにちは。
今回は亀岡市様からご依頼いただいた、観光案内の看板デザインについてご紹介します。
■ご依頼概要
市内3か所に設置されている観光案内版をリニューアルしたいとご依頼をいただきました。
既存の案内板はよくある地図をメインとしたものでしたが、現代はスマートフォンでMAPを見る人が増えたため、あまり活用されていない。さらに、観光客へのアプローチが弱いという欠点がありました。
この課題を解決するため、今のニーズにあった新しい案内板のデザインを提案してほしいとのご依頼でした。
■デザインのご提案
上記課題を解決するために、新しいデザインを2案ご提案しました。
1案目は、すでにPRで運用されている「VTuber明智光秀」とコラボする案です。
看板の設置されている、亀岡城下町と丹波亀山城は明智光秀ゆかりの地として知られていることからVTuberになった明智光秀をガイドとして巡る城下町という企画を立案。
デザインに落とし込みました。
2案目は、自社ですでに制作していた「丹波亀山城CG復元プロジェクト」を活用した案です。
もし、「丹波亀山城が今もここにあったら」をテーマに、現在は存在していない丹波亀山城をCGで現在の亀山城下の街並みに合成しメインビジュアルにしました。
また、QRを読み込むことで楽しめる動画コンテンツを配置したり、あえて古地図を使用することで過去と現在を見比べながら城下町を巡ることができるなど、よくある案内板とは違う
街歩きが楽しくなる「案内板だけでは完結しない」看板をご提案しました。
■丹波亀山城CG復元案を採用!
コンペの結果、丹波亀山城のCG復元案を採用いただくことができました。
メインビジュアルに大きな変更なく進行でき、QRコンテンツ等も採用いただくことができました。
大きな看板に、大胆に半分以上のスペースを使って合成画像を使用したことで
遠くから見ても目を引く今までにない看板に仕上がりました。
遠くから興味を持って来ていただき、近付いたらQRで城下町を楽しく巡れるコンテンツを
楽しむ流れになっています。
設置したばかりですが、亀山城下町の町おこしの一助となれていれば嬉しいです。
JPCでは、グラフィックにとどまらない様々なデザインサービスを広く展開しています。
今回は、3DCGを活用した「フォトグラメトリー」のサービスと連動した企画のご紹介でした。
フォトグラメトリーは、3Dスキャナーとドローン撮影技術を駆使して、
今までは3DCG化が難しかった寺社・仏閣なども簡単にCGにすることが可能です。
グラフィックにとどまらない新たなPRをしたい。WEBを活用した今までにない広告を展開したい。というお話も、企画からご提案してまいりますので、お気軽にご相談ください。