2019.01.15
【デザインの裏側】子供向け展示会ブースの企画・空間デザインについて
空間デザインを担当しているハセピョンです。
東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2018」で制作した
ブースのデザインについてお話したいと思います。
【クライアント】
大阪に本社のある大手生活家電メーカーさまです。
【依頼内容】
9コマ(81㎡)のスペースを使い、子供たちに魔法瓶の仕組みを紹介。
その技術がエコにどう役立っているのかを理解してもらうための
ブースを企画、デザインすることです。
【企画】
魔法瓶発祥の地であるヨーロッパの街並みをイメージした空間デザインを企画しました。
オリジナルの魔女キャラクターや親しみやすい動画等で
子供達がワクワクする仕掛けをふんだんに盛り込みます。
中に入るとクイズ形式で魔法瓶の仕組みを理解していきます。
その他に、虫眼鏡でボトルの断面をのぞくコーナーや
赤外線ランプを使用して熱の伝わり方を比べるコーナーなど、
難しい保温の仕組みを解りやすく展示します。
加えて、今年は創業100周年のメモリアルイヤー。
製品や、ロゴデザインの変遷を紹介したり、
昔と今のボトルを持ち比べるコーナー等、
今までにない内容も盛り込んだブースを企画しました。
【デザイン】
センターに大きな木のシルエット、
そしてオリジナルの魔女キャラクターとヨーロッパの街並みを
組み合わせたファンタジックなビジュアルで子供達を惹きつけます。
建物の形に切り抜いたパネルで周りをしっかりと囲み
お客さまが迷わずゴールにたどり着けるように動線も設計されています。
ブースの素材はほとんどを紙パネルで製作し、環境面も配慮したブースになっています。
【完成】
ほぼイメージパース通りに完成。
3つの体験コーナーの緻密な設計、
細部まで描いたグラフィック等、
つくり込んだブースとなりました。
魔法瓶の仕組みを子供達に伝えるという難しい課題で、
企画の段階から苦労しました。
ですが子供達が楽しそうにブース内を巡っているのを見て
非常に達成感を感じました。
ブース内部の様子。
この展示会用に作った、魔法瓶の仕組みをより理解する為のパンフレット。
今回のプロジェクトも、空間デザイン、イラスト、
パンフレット、動画などを幅広く展開した、
ワンストッププロモーションならではの多彩な表現ができました。
また新たな作品をお見せできるよう頑張ります。
それでは、今回のハセピョンからのお話は以上になります。
ありがとうございました。