2014.08.04
紙什器-POPディスプレイ‐ができるまで
みなさんこんにちは。
久しぶりに登場のTONです。
前回はPOPの役割や効果について少しお話しましたが、今回は特にお問い合わせの多い紙製のPOPディスプレイ、いわゆる紙什器がどのように形となって行くのか、制作過程を順を追って紹介したいと思います。
POP・ディスプレイといえば、卓上のものや吊り下げタイプのもの、フロアディスプレイと呼ばれる自立型のフロア什器タイプなど形状は様々。
商品を訴求しながら、パッケージを効果的に陳列できたり、他商品との差別化ができ、勝手にコーナー化してしまえる。
ドラッグストアや、ホームセンター、スポーツ量販店など、大小様々な店頭で用いられている訴求力のあるツールです。
こういったディスプレイは、紙媒体と呼ばれる平面でのクリエイティブに加え、「立体へのクリエイティブ力」も求められます。
店舗での見え方や訴求力はもちろんですが、商品を陳列するための構造や強度、お客様の手に触れて長期間のディスプレイに耐えうる耐久性と安全性等も必要となってきます。
今回は、京都に本社をかまえ、スポーツ関連用品や健康食品・健康グッズを扱われている、メーカー様の新商品「ランニング専用設計のソックス」を、スポーツ量販店や直営ショップ等で効果良くディスプレイする為のツール提案~完成まで、立体に関しての制作フローをご紹介します。
まずは、パッケージサイズや陳列数、販路となる店舗スペースなどを想定し、形状・デザインのご提案をいたします。
その時点で、おおよその基本設計も想定しておきます。
店舗での設置イメージやサイズ感が伝わるように、このようなイメージを添えて提案します。
■フロアディスプレイ 店頭什器
○スポーツ量販店/靴下売場・シューズ売り場での設置例
■カウンターPOP
○直営ショップ用/カウンター&テーブル用 紙什器
形状が決定すると図面制作です。
CADで図面作成し、カッティングプロッターマシンにより切り出し。
こういったディスプレイや立体物は必ず試作品を制作します。
プロッターマシンがあれば、少ロットのものや、サンプル制作がローコスト&ハイスピードで可能となります。
こちらが出来上がったサンプルです。
完成形になるまでには形状・素材、組み立て易さや梱包方法等をチェックし、コストも含めより最善ものをご提案できるように、試作品の山積みに埋もれる事もシバシバ…
そして完成へ!
もちろん、取説も同梱いたしますので、組み立ても心配ございません!!
このように、出来上がったディスプレイ達が、店舗で活躍してくれる事を望むばかりですね。
それでは、今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう!