お問い合わせフォームはこちら

Web商談も対応中

店頭POPデザイン制作事例-新商品ドリンクを効果的に販促するPOP

店頭で数多くの商品が並ぶ中で「手に取ってみよう」と思わせる“後押しアイテム”がPOP広告です。商品パッケージだけでは伝えられない魅力や人気No.1などの強みをプラスで伝えることで、消費者の選択肢に入っていなかった商品に興味をひきつける効果が期待できます。消費者の購買欲を刺激しその場で購入につながることもある、店頭販促に欠かせないツールです。

今回は、飲料メーカー様からご依頼いただいた、POP制作事例を2件ご紹介します。それぞれ伝えたいメッセージを絞り、限られたデザインスペース内で効果的なPOPを制作いたしました。BtoCの商品を販売されている企業様、店頭ディスプレイのデザイン会社をお探しの企業様は、ぜひこの記事をご参考ください。

新商品飲料のPOPデザイン制作の概要

まず、今回の店頭販促用POPデザイン制作の概要について、ご紹介いたします。

ご依頼主 - 東京の飲料メーカー様 -

今回の案件は、東京都渋谷区に本社を構える飲料メーカー様からご依頼いただきました。日本全国で愛されているお茶を主力商品として販売し、コーヒー部門のブランドも展開されています。新たなドリンクを次々と開発されており、これまでもJPCへさまざまな広告ツールをご依頼いただいております。

ご依頼内容-アテンションPOPとレールPOP-

今回は、店頭で新商品をアピールするツールとしてデザイン制作をご依頼いただいた、2件のPOP制作事例についてご紹介いたします。

1つ目は新商品のペットボトルコーヒーアテンションPOPです。商品に添えることで、お店に並べられた商品をより目立たせて目に留まりやすくするためのツールです。
2つ目は新商品紅茶飲料レールPOPです。陳列棚の値段札などが入れてあるフチ部分に設置する、帯状のPOPです。

どちらも、デザインを展開したECバナーも合わせてご依頼いただきました。

デザイン制作時のポイント-限られたスペースでメッセージを伝える-

POPは他の販促物と比べてサイズが小さいため、伝えたいメッセージを絞っていくことが大切です。
新商品のバリエーション、味わいの違い、視覚的な印象、商品特徴など、POPで伝えたいメッセージを決め、それが一目で伝わるようなデザインを意識しました。また、商品ブランドに合わせ色合いやフォントも工夫いたしました。
詳しくは次章よりお伝えいたします。

店頭POPの制作事例2種 -デザインポイント-

アテンションPOP、レールPOPそれぞれのデザインポイントを次節より詳しくご紹介します。

事例① ペットボトルコーヒー アテンションPOP制作

新商品のペットボトルコーヒーが発売されるということで、店頭販促用のアテンションPOPをご依頼いただきました。

この新商品は「無糖ラテ」「甘みのあるカフェラテ」「ブラックコーヒー」と3つのフレーバーがあり、それぞれの味わいに違いがありました。しかし商品パッケージはブランドロゴや商品名が目立つレイアウトで、全体的にすっきりとしたデザインとなっていたため、店頭を訪れた消費者目線では味わいの違いが一目で認識しづらいという課題がありました。

その味わいの違いを補足する役割として、アテンションPOPを活用します。

■デザインポイント1 視認性
今回はクライアント様のご指定で、丸型のPOPを制作いたしました。商品に添えられるPOPのため、あえて商品パッケージ画像は入れずに、「味わいの違い」が分かるコピーを全面にデザインし、伝えたい情報を絞ることで視認性を確保しました。

■デザインポイント2 背景デザインと配色
背景には商品パッケージと連動したカラー・デザインを採用し、商品の種類が一目でわかる表現を重視しました。POPで売り場に統一感を持たせることで、新商品のブランドイメージの印象づけにもつながります。また、コピーの視認性を優先しつつ、文字色を背景に合わせて各種変えるなど、細部にこだわってデザインしました。

■マルチチャネル対応
店頭販促だけでなく、ECサイトに使用するWebバナーも制作いたしました。オフラインとオンライン双方で統一したデザインにすることで、広告効果をより高めることが期待できます。

上記を踏まえて完成したデザインがこちらです。

事例② 紅茶ドリンク販促用レールPOP制作

同じメーカー様から、新商品の紅茶ドリンクの店頭販促用レールPOPとECサイトバナーをご依頼いただきました。

■デザインポイント1 レイアウト設計
レールポップは陳列棚のレールに入れ込む小さなサイズです。その中で製品画像とキャッチコピーが目立つようにそれぞれのバランスを考慮してレイアウトいたしました。「カフェインゼロ」という文字と背景の「0」のあしらいを大きく見せ、カフェインフリーを求める消費者に店頭でアピールできるデザインになったかと思います。

■デザインポイント2 配色とフォント選定
商品パッケージが赤いラベルにルイボスの花のあしらいが入ったデザインだったため、POPにも商品の雰囲気を反映したカラーを採用しました。フォントは紅茶の高級感ややわらかさを感じられるものを使用し、リッチな雰囲気を演出しています。1つ目の事例と比べて見ると、フォントで印象が大きく変わることが実感できるのではないでしょうか。

■マルチチャネル対応
こちらの案件でも同様に、ECサイト用のWebバナーを制作いたしました。バナー内に商品画像があるため、Webサイト上で単体で表示されたときにも、商品特徴がわかりやすいバナーに仕上がりました。

上記を踏まえて完成したデザインがこちらです。

店頭プロモーション用POPのバリエーション

今回は、飲料メーカー様のアテンションPOPとレールPOPの制作事例をご紹介しましたが、店頭販促ツールにはほかにもさまざまなPOP広告があります。今回の2種以外でよく使用されるPOP広告を3種ご紹介します。

POP広告とは
商品が販売されている小売店などで使用される広告のこと。英語で「Point of purchase advertising」といい、広義的にはポスターやのぼりなどもPOPに含まれる。

スイングPOP

スイングPOPは、POPの接着面よりもデザイン面が前に出ている形状のPOPで、立体的に揺れて動くのが最大の特長です。人は飛び出ているものや動くものを自然に目で追う特性があるため、スイングPOPはアイキャッチ効果が高いPOPとして「新商品!」や「ポイント5倍」など、目立たせたい商品に活用されています。

スタンドPOP

スタンドPOPは卓上POPとも呼ばれ、お店のテーブルやレジカウンターなどに設置されることが多いツールです。今回の事例で紹介したレールPOPやアテンションPOPと比べて広告面が大きいことが特長で、両面を使用すれば多くの情報を掲載できます。また、POPを商品の形に切り抜くなどオリジナルの形状にアレンジ可能で、目をひく販促ツールとして効果を発揮します。

電子POP

電子POPとは、小型のディスプレイに広告を表示させるものです。静止画・動画どちらにも対応でき、コンテンツの差し替えも容易なことから、近年スーパーなどで見かけることが増えてきた販促ツールです。大きめのスペースに設置されるサイネージと異なり、商品のそばに設置できるため、ダイレクトに購買につなげる訴求が可能です。動画が流せる点も、従来のPOP広告と異なる大きな特長といえます。

新商品飲料のPOPデザイン制作まとめ

今回は、飲料メーカー様の店頭販促POP制作についてお伝えしました。

せっかく魅力的な新商品をつくっても、消費者にその魅力が伝わらなければ手に取っていただくことはできません。POPを活用して、消費者と売り場でコミュニケーションを取ることで、売上アップにつながります。

店頭ディスプレイはPOPやポスター、のぼりなど複数の販促ツールを組み合わせることで、訴求力の高いディスプレイに仕上がります。JPCではさまざまな店頭ディスプレイをデザインから印刷まで一気通貫で手掛けており、撮影やCG、AIを用いた素材準備にも対応いたします。新商品プロモーションの際はぜひお気軽にご相談ください。

JPCのPOPやディスプレイルーツ制作について、詳しくは下記のページもご覧ください。
店頭POP・ディスプレイのデザイン制作

一覧へ戻る
TOP