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【デザインの裏側】大型パネルディスプレイの制作について

今回は、ある資材メーカー様よりご依頼いただきました
「大型パネルディスプレイ」の制作についてご紹介します。

今回の仕事は、当社営業に下記のようなメールが届いて仕事が始まりました。
「本社入口の壁面(本社の世界地図の隣のスペース)に、
 「ブランドM」の宣伝パネルを設置しようと考えております。
 サイズは大きくなりますが、縦2200x横1400mmの予定です。
 写真3枚で分割しようと考えておりますが、レイアウトはお任せします・・・」

このメールで営業はまずサイズが気になったようで
クライアント様に下記のように確認をとりました。

「W2200×H1200㎜でいかがでしょうか。
 出力が、1200㎜のロール紙なので短いほうが1200㎜以下でないと
 出力紙・パネルともつぎはぎになってしまいます。
 短辺が1200㎜ですと一枚もので作れますので、見た目も強度もよいと思います。」

このようにしてクライアント様にサイズ変更のOKをとりました。

最終段階でサイズが変更になると対応が大変になるので
早いタイミングでサイズの決定が出来たことはとても重要です。

「ブランドM」は登山関連のウェアなどを販売するアパレルブランドです。
今回製作する宣伝パネルのビジュアルの方向性をどうするか資料を集めます。

今回のパネル展示の目的と、前回のカタログでのデザイン展開を再確認しながら、
「シンプル」「インパクト」「動き(フィット)」
3種類のビジュアルを提案していくことにしました。

コピーライターには簡単なラフを見せて
3方向からビジュアルに合うインパクトのあるキャッチコピーを制作してもらいました。

<すべて共通部分として> 2018 SPRING/SUMMER Debut
<どんなシーンでも案> ・毎日に夢中になれる服。 ―スポーツも、アーバンも、ブランドM
<フィット案> ・「フィット」する。毎日が変わる。
<「フィットする」から派生案> ・カラダとココロが「動く」ウェア。

それぞれのテーマに複数案出していただきましたが、
その中から上記3つで制作を進めることにしました。

ここまで集まってから実際に、コピーと画像をレイアウトしていきます。

A案:一番「シンプル」に3分割し、ロゴとコピーを配置したレイアウト

B案:背景にロゴカラーの赤を使い、コピーに合わせて画像にも動きを出したレイアウト

C案:背景にロゴカラーの赤を使い「インパクト」を出し、
山=登山、ビル=日常を表現してレイアウト 

D案:C案の考え方でコピーとロゴの位置を変更したレイアウト

panel_D.jpg

E案:画面を斜めにカットしてA案に「動き」をプラスしたレイアウト

panel_E.jpg

F案:画面に「一体感(フィット感)」が出るように画像合成で3点を馴染ませたレイアウト

A~Fの6案のレイアウトを提案しクライアント様の意向を確認しました。

クライアント様からは、基本のデザインについてはご評価いただき、
E案を軸にコピーなどを調整して作っていきました。

細かい調整を経て最終で出来上がったパネルがこちらです。

panel_H.jpg

今回のように方向性が最初の段階で掴みきれない仕事は多々ありますが、
色々な方向性を探りながら、ビジュアルの違いを提案し、
日々、クライアント様のご要望に添えるよう、色々なデザインを楽しんで制作しています。

JPCでは、経験豊富なデザイナーが多数在籍しております。
まだはっきりと内容が決まっていない制作物でも、しっかりお打ち合わせをして
ヒアリングさせていただき、最適なデザインをご提案させていただきます。
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