2018.10.11
【デザインの裏側】持ち運びできる製品展示/ディスプレイのデザイン制作について
こんにちは、展示会と店頭什器のデザイン・設計を担当しているハセピョンです。
今回は営業マンが気軽に持ち運べるように工夫した、
製品展示ツールについてお話したいと思います。
【クライアント】
今回のクライアントは、兵庫県伊丹市に本社のある大手消火設備メーカーさまです。
【依頼内容】
お客様は、火災消火時に危険を知らせるための他言語表示灯を新しく開発されました。
プロダクトデザインにも力を入れており、グッドデザイン賞も受賞されています。
その製品を営業マンが全国に持ち運び、お客様の前でスマートに紹介する為の
製品展示ツール制作のご依頼をいただきました。
【アルミ製アタッシュケースを使用する提案】
提案させて頂いたのは、アルミ製アタッシュケースの中に製品を取り付ける案です。
営業マンが全国に持ち運ぶということと、
グッドデザイン賞受賞の製品に相応しい質感ということで、
アルミ製のアタッシュケースを採用しました。
ふたを開けると右側に製品、左側には訴求パネルが取り付けられており、
フタを開けるだけで展示形態になります。
そしてアタッシュケース側面にはコードリールの取り出し口があり、
そのコードを伸ばし、コンセントに接続するだけで製品を点灯させることができます。
【図面】
このご提案に、お客様も賛同いただき、こちらで制作を進めていくこととなりました。
そして出来上がったのがこちらです。
ほぼ図面通りに仕上がりました。
完成品では、ふたを開けた時にスーツケースがより安定するように、
設計時よりゴム脚の数を増やしました。
それと外観からは分からないのですが、製品を点灯させる為の
コントロール機器が内臓されており、それらをコードリールも含め、
スーツケース内部に問題なく納めるのに微妙な調整が必要でした。
このようにして、お客様が営業先でグッドデザイン賞を受賞した製品で
あることをアピールしながら、実演して見せていただけます。
これで少しでも、お客様の営業活動のお手伝いができれば嬉しいです。
■JPCでは店頭什器の設計から内製化しておりますので、
完全オリジナルの什器1台から量産まで、コストを抑えて短時間で
ご提案及び納品することが可能です。
今回は兵庫のクライアント様でしたが、京都、大阪の関西圏をはじめ、
東京営業所には、東京、関東、都内のお客様からも続々とご依頼を
頂いておりますので、「より訴求力の高い店頭什器を、ディスプレイの制作を、
安く、早く!」というお客様は、ぜひ一度JPCにお問い合わせください!