2023.01.12
【デザインの裏側】店頭で目を引く大型パネルのデザイン制作について
今回は、大手寝具メーカー様よりご依頼を頂いた、
ふとん/ 枕カバー販促用 大型パネルの制作についてご紹介します。
●製品/ パネルについて
本製品は、風合いの優れたサテン生地に、デザイン性の高い大胆な水彩画調のボタニカル柄を施した布団カバーで、プリントから最終縫製まで全て国内製造にこだわった、ハイクラスカバーのシリーズです。
これらの特長を踏まえ、製品の機能と品質を明確に示すことで効果的にアピールし、
店頭に於いてユーザーの関心を高められるデザイン表現を目指しました。
今回の制作物は大型量販などで、製品什器とセットで設置される大型パネルです。
広い面積を有効活用して、メインビジュアルによる表現のスペースを大きく扱うことで、
「ハイクラスシリーズ」としてのイメージ訴求をより効果的におこなうことに加え、
商品情報の詳細を店員に代わってユーザーに提供することで購買意欲を促進。
さらに、記載情報をきっかけにした円滑なコミュニケーションの創出など、
パネルとしての店頭における様々な用途に対応できるデザインを検討しました。
●パネルデザインの制作
クライアント様の意向・ご指示を元に、メインビジュアルの提案も兼ね初回案を制作しました。
(先方指示書) (初回提案時ラフ案)
メインビジュアルとして女性の安眠シーンの画像を全面に展開。
イメージコピーと併せて、「快適な睡眠体験」というメリットをシンプルかつ明解に表現しました。
大胆なレイアウト構成で、アイキャッチ効果も狙います。
さらに、背景や部分要素には、支給されたプリントの元データを使用。
水彩画調ボタニカル柄を随所にあしらうことで、シリーズの世界観を効果的に演出しています。
カラーは、ゴールド/ ダークブラウン系のカラーを配色。
上質感、高品位感を演出し、本シリーズのハイクラス製品としての明確な位置付けを図りました。
さらに中段には原料の綿花や生産ラインの画像をレイアウト。
一貫した高い品質へのこだわり・信頼性を訴求する要素として配置しました。
製品ラインアップのイメージ画像は、支給のプリント元データから掛け布団や枕の形状に加工・合成。
現物の撮影画像がない場合でも、仕上がりに近い形を作成する事が可能です。
●完成
ブラッシュアップを重ね、デザインが完成しました。
メインビジュアルは当初日本人/ 外国人両方を提案していましたが、外国人に決定。
シーンも夜ではなく朝の光を浴びた状態とし、「朝までぐっすり安眠できる」印象を与えています。
全体の色味も夜イメージの深いダーク系ではなく、白とゴールドで二分されたカラー展開で、
明るさと高級感を兼ね備えた仕上がりとなりました。
さらに、店頭での設置スペースの変化に対応するため、幅が半分サイズのパネルも併せて制作(右)。
異なったサイズであっても、デザインテイストを保ったリサイズをおこなっています。
商品の注目度を高め、ユーザーに対して使い心地やメリットなどの詳細を伝え、
さらに、本シリーズの「ハイクラスカバーシリーズ」としてのブランドイメージを、
ユーザーに対して強く訴求できるデザインに仕上げる事ができました。
今後もその商品/シリーズにとって最善の表現手法を検討し、
ユーザーとクライアント、双方にとって最良の解決策を提供していくことを目指したいと思います。
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