2019.05.14
映像編集のアクションセーフ/タイトルセーフ
タイトルセーフ、アクションセーフは、実際に画面上で正しく表示される範囲の目安を示しています。
ブラウ管テレビの時代、オーバースキャン(拡大)されて放送されていた際に、
「この線を越えるとテレビに映らない」というように考えられていました。
デジタル放送に変わり、タイトルセーフ/アクションセーフも考慮する必要は少なくなってきましたが、
タイトルやスーパーなど、画面ギリギリというのも見にくく、収まりが悪い為、
現在もアクションセーフ/タイトルセーフを考慮しながら映像編集が行われています。
■アクションセーフ
以前、アクションセーフはTVの画面を100%とした時に、アクションセーフより外側の領域は表示されないという、
基準の領域と考えられていました。
全体の90%がアクションセーフの範囲と考えます。
■タイトルセーフ
テロツプなど、どんな場合にも必ず見えていなければならない要素をこの範囲に配置します。
全体の80%がタイトルセーフの範囲と考えます。
現在は、Web配信やパソコンでの再生ではビデオファイルの100%が表示される為、
100%がそのまま「アクションセーフ」の範囲と考えられています。
映像制作の際に、アクションセーフ/タイトルセーフを考慮しながら作業を進めていくことをお勧めします。