2020.02.20
2020年アカデミー賞
先日発表された2020年のアカデミー賞。
栄えある作品賞に選ばれたのは、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』
アメリカによる、アメリカのためのアカデミー賞で、
英語以外の映画が選ばれたのは史上初の快挙ということで、
日本でも今映画館は常に満席状態だそうです。
さて、今回のアカデミー賞において、撮影賞に選ばれた、
サム・メンデス監督の『1917 命をかけた伝令』。
全編ワンカットということで、こちらも大変話題になっています。
実際にはカットは割っているのですが、カット点がばれないよう、
とても緻密な計算がされています。
以前にも『サウルの息子』といった、
ワンカット長回しの作品が話題になりましたが、
カットの長回しには、その世界により引き込む効果があります。
しかし、ただ長いだけでは見ている人が飽きてしまいます。
長回しの意味や、そのためのしかけがあって、はじめて成立します。
この映画も普通のハリウッド映画に比べて、
撮影準備に5倍もの時間がかかったそうです。
長回しは、入念な準備と、
全スタッフと役者が同じ方向を向いていないとできません。
とても根気のいる手法です。
この映画のメイキング映像がこちらです。
興味のある方はご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=gGZ7Ix4IT4c
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