2020.02.19
LUTについて
映像制作会社などでは、数年前から撮影をlog収録ですることが格段に増えたように思います。
のちのカラーグレーディングで作業をしやすくするためや白飛び、黒つぶれを回避するなどの
理由があるからです。
そこで、撮影時のプレビューやカラーグレーディングを始める前に重宝されるものが、
LUT(Look Up Table)と言われるものです。
これを当てることにより、ある程度のルックの方向性などを決めたり、共有したりします。
LUTを当てるだけで、映画みたいな色合いにしたり、色合いの良い綺麗な画にしたり、
とても便利です。
なので私も、log収録の映像をいろいろな色にするpreset的なものとして捉えていましたが、
本当の意味では間違った解釈なのだそうです。
本当の意味では、
「入力色データに対応する出力色データをLook up(参照)するTable(対応表)」だそうです。
ただの対応表でなんで色やコントラストが変わるのかと思いますが、
普段使っているのはその対応表のつまりLUTの無数にあるポイントのどれか一つを
当てはめることによって、色補正しているのではないかと思います。
東京から全国、全世界どこにでも撮影に行くJPCのカメラマンも今日もどこかでlog収録をし、
LUTを当てているかもしれません。