2019.08.06
Deepfake -フェイク技術の可能性-
みなさまは“Deepfake”と言う言葉をご存知でしょうか?
Deepfakeとは、いわゆるフェイススワップ –顔のすげ替え– を動画で行う技術のことを言います。
その過程は、AIの学習で複数の参照画像から人相を読み取って別の映像の”表情に人相をすげ替える”という画期的なものです。
この技術で作られた動画は著作権の問題をはらむものが多いので、その参照リンクを貼るのはここではひかえますが、Youtubeなどで検索すると多種多様な”すげ替え”動画を見つけることができます。
その多くは、ものまねタレントに本人を合成したり、ニコラス・ケイジをあらゆる映画の主人公にさせてみたりと、ジョーク動画として作られたものがほとんどです。
そんな中でも目を見張ったのが、過去の映画でフルCGで再現された人物の映像にこの技術を応用させた映像です。
映画『ハムナプトラ2』で3DCGで再現させられた俳優ドウェイン・ジョンソンの演技は、公開当時から不自然だという悪評が絶えませんでした。しかしあるYoutuberがDeepfakeの技術を使って再構成した『ハムナプトラ2』の1シーンは非常に自然で完成度の高いものでした。
映像表現が多様化するなか、どこで技術革新のブレークスルーが生まれるかは全く予想できない世の中になってきました。
東京/大阪/京都を中心に動画制作を行っているわたしたちJPCも、既成概念にはとらわれない新しい表現を追求していきたいものです。