2024.03.19
動画制作での効率よく撮影をおこなうポイント!社内調整にも役立つ香盤表を解説!
企業PRや採用動画、SNS広告など、ビジネスシーンに欠かせない動画コンテンツ。
その動画制作の際、映像撮影は欠かせないものがほとんどですが、撮影をスムーズに進めるにあたってのポイントを今回はご紹介します。
動画制作の際の映像撮影には必ずと言っていいほど、「香盤表」というものを用意して、「香盤表」に沿って撮影を進めていきます。
この「香盤表」は、撮影スタッフ、モデル(出演者)、クライアント、全員で共有し撮影をスムーズに進めるための撮影の1日の流れ(スケジュール)を詳細に記載したものです。
動画撮影での「香盤表」にはどんな内容を記載?
時間を詳細に記載して撮影をスムーズに!
- 集合時間
- 全体の撮影時間
- 1カットごとの撮影時間
- モデルの入り/終わり時間
- 着替え、ヘアメイクの時間
- 休憩時間
- セッティング時間
モデル、商品の詳細を記載して、ロス時間をなくす工夫を!
モデルが複数いる場合、どのカットでどのモデルが出演するかを記載し、待ち時間を極力なくすことができます。
また、どのカットでどの商品を使用するか、あらかじめ香盤表で記載しておくことで、使用する商品の準備なども事前に行えます。
撮影場所を記載して、移動時間のロスをなくす!
会社や工場内、使用する部屋、スタジオ、屋外など撮影が複数場所にわたる場合、細かく撮影場所を記載。(何度も行ったり来たりすることで移動時間やセッティングの時間も使ってしまうため、極力同じ場所で一度で撮影を済ませることが時間のロスをなくせます)
使用する機材を記載して、機材準備の時間を効率よく!
大型の機材などは準備にも時間がかかるため、どのカットでどの撮影機材を使用するかを詳細に記載することで、機材準備時間の効率化、機材トラブルが起きた時の対応などもスムーズに行えます。
撮影に関わるすべてのクライアント、モデル、スタッフのために!
「香盤表」はプロデューサーやディレクターが作成するのが一般的ですが、ディレクターだけで決めるのではなく、モデル、撮影場所の都合、撮影スタッフの機材準備の都合などを考慮して「香盤表」を作っていきます。
また、クライアントの会社や工場に出向いて撮影をおこなう際は、事前にクライアント(担当者)に撮影場所の許可、撮影時間などを調整していただく必要もあるため、「香盤表」作成の前に担当者と大まかなスケジュールを打ち合わせして、「香盤表」を作っていくことをおすすめします。
その他にも、撮影日数が複数日ある場合、その日数分の「香盤表」を作り、その日の撮影終了後、明日の撮影のスケジュールを確認し、次の日の撮影がスムーズに進められるようにしていきます。
香盤表がないとどうなるの?
「香盤表」に必要な情報が細かく記載されていなかったり、大凡でつくられていると撮影時間がのびたり、一つのカットで撮影時間が押すことで、予定していたカットが撮影できないなどの問題もでてきます。
そのため、撮影がのびるとモデル・撮影スタッフの拘束時間が全てのびることで、直接コストに跳ね返ってくるので、「香盤表」での撮影スケジュールは必ずと言って良いほど作成が必要になります。
「香盤表」は私たち映像制作会社が撮影するときだけでなく、企業様が自分たちで撮影する際も必ず必要だと考えます。
また、撮影時だけでなく、編集する際にも「香盤表」を見返して、いつ何を撮影したかなど振り返ることもできます。 動画制作での撮影は必ず「香盤表」を用意しておく事をおすすめします。
JPCでは東京、大阪、京都以外でも全国各地で様々な撮影を行っております。
会社での撮影、スタジオ撮影など、撮影をお考えの際は、お気軽にご相談ください。