2019.06.28
日中シンクロ
撮影のひとつの技法として、「日中シンクロ」というものがあります。
もともとはスチール撮影における技法で、日中の屋外で、ストロボをたいて撮影を行う技法です。
太陽の光はとても強烈なので、逆光の場合被写体に露出を合わせると、
背景が白く飛んでしまいます。
ここでストロボを使い、背景の露出に合わせ撮影することで、背景も残しながら、
被写体もしっかり撮れる、というのが「日中シンクロ」の概要です。
何より、「日中シンクロ」で撮影された写真は、被写体を際立たせるだけでなく、
どこか幻想的で、非現実のような不思議な魅力があります。
ムービーでも同じような手法があり、CMなどで見かけることがありますが、これがとても大変。
スチール撮影にはストロボがあるので、一瞬でも強烈な光があれば撮影可能ですが、
ムービーの場合、この光が常に点灯されてなければいけません。
晴れていれば20kw以上もの巨大なライトが必要で、
被写体も目を開くのがままならないほどです。
暑さも加わり、夏は特に地獄です。。
でもやはり撮れる映像は幻想的で魅力があります。
「日中シンクロ」「デーライトシンクロ」と検索すると、参考画像がいろいろ出てくるので、
ぜひ検索してみて下さい。
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