2019.07.11
ティルトシフトレンズ
一時期とても流行った、街や駅、競技場といった風景を、あたかもミニチュア風に撮った写真。
今やAdobe Photoshopや、携帯のアプリなどでもミニチュア風に加工する機能がありますが、
もともとは、ティルトシフトレンズで撮影されていました。
ティルトシフトレンズは本来、主に建築物など撮影するために使われます。
水平垂直を保ちながら、光軸と撮影像を意図的にずらすことによって、
写す範囲や、パース感を調整することができます。
高層ビルを目高で撮ると、上の方はパースで小さくなってしまいますが、
ティルトシフトレンズを使えば、これが補正できます。
また、焦点範囲も調整することができます。
構図全体に焦点を合わせたり、ごく一部にだけ合わせたり。
ミニチュア風な写真を撮るときは、焦点の合う範囲を極端に狭くし、
周囲をボケボケにします。
そうして撮った写真を、編集で絵の具で塗られたように彩度をあげると、
ミニチュア風の写真になります。
また、ティルトシフトレンズを使えば、人物を印象的に撮りたいときになどにも、
この焦点範囲の調整で、とても雰囲気ある映像を撮ることがでみます。
ティルトシフトレンズに限らず、撮影のことなら、東京、京都のJPCまで、
どんなことでもお気軽にご相談ください。