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ティルトシフトレンズ

一時期とても流行った、街や駅、競技場といった風景を、あたかもミニチュア風に撮った写真。

今やAdobe Photoshopや、携帯のアプリなどでもミニチュア風に加工する機能がありますが、

もともとは、ティルトシフトレンズで撮影されていました。

ティルトシフトレンズは本来、主に建築物など撮影するために使われます。

水平垂直を保ちながら、光軸と撮影像を意図的にずらすことによって、

写す範囲や、パース感を調整することができます。

高層ビルを目高で撮ると、上の方はパースで小さくなってしまいますが、

ティルトシフトレンズを使えば、これが補正できます。

また、焦点範囲も調整することができます。

構図全体に焦点を合わせたり、ごく一部にだけ合わせたり。

ミニチュア風な写真を撮るときは、焦点の合う範囲を極端に狭くし、

周囲をボケボケにします。

そうして撮った写真を、編集で絵の具で塗られたように彩度をあげると、

ミニチュア風の写真になります。

また、ティルトシフトレンズを使えば、人物を印象的に撮りたいときになどにも、

この焦点範囲の調整で、とても雰囲気ある映像を撮ることがでみます。

ティルトシフトレンズに限らず、撮影のことなら、東京、京都のJPCまで、

どんなことでもお気軽にご相談ください。

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