2019.09.06
動画におけるシャッタースピード(屋外編)
屋外での動画撮影では、
太陽が照っている場合など、絞りだけでは追いつかず、
白とびしてしまいます。
白とびを防ぐ手段として、カメラ本体でできることといえば、
シャッタースピードの値を上げること。
しかし、これが要注意です。
シャッタースピードの値を上げて撮った映像をみてみると、
なんだかパキパキしていて、とても不自然。
1フレーム、1フレームそれぞれすべてがブレがなく、
パッキと映りすぎてしまうため、
流れで見たときに目がチカチカしてしまうのです。
AfterEffectsなどのソフトを使う人は、
オブジェクトを動かしたとき、
モーションブラーをかけて、絵になじませると思いますが、
シャッタースピードを上げると、
このモーションブラーがかかっていない時と同じような状態です。
映像にした時、適度なブレがあるから、自然に見えるのです。
だからこそ、ロケにはNDフィルターが必須アイテムなのです。
NDフィルターで物理的に暗くして、
絞りやシャッタースピードを気持ちの良い値に設定します。
屋内におけるシャッタースピードの注意点は、また後日ご紹介します。
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