2019.10.10
ライトとスモークの関係
撮影において、ライトは画作りにおいてもっとも重要な要素です。
どの角度から、どのような光を、どのように当てるかによって、
レンズを通した時にまったく違う画になります。
硬い光、柔らかい光、フラットな光…
照明部さんはあの手この手で光を操り、
シチュエーションに合った光を作っていきます。
光の演出にとても重宝するのがロスコマシーンなどのスモークです。
レンズに直接光を当てたり、光源を直接撮影しない限りは、
基本的には被写体がないと、光はカメラには映りません。
しかし、スモークを充満させた空間で、ライトを焚くと、
光の筋が可視化できるようになります。
コンサート会場などで、レーザービームのような演出がよくありますが、
その場合も実はコンサート会場全体にスモークを充満させているのです。
スモークの細かい粒に光が反射することによって、
レーザーの筋が目で見ることができます。
今度はスモークの仲間である、湯気や、煙を撮影したい場合ですが、
光を順光(カメラ側から)で当てると、カメラによく写りません。。
熱々のお鍋の映像などを撮りたい場合などは、
湯気の部分に逆から光を当ててあげると、
もくもくと湯気が立ち込める映像が撮れます。
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