2019.12.05
マジックアワーでの撮影
撮影に携わる方なら、一度は聞いたことあると思いますが、
日出の直後、または日の入直前に、数分間だけ現れる、
空が金色に輝く瞬間をマジックアワー、またはマジックタイムと言います。
それは美しく、ライティングなどで再現できるものではないので、
作品によって、この瞬間にどうしても撮影したい、
というケースも多いと思います。
私もマジックアワーの撮影に立ち会うこと数十回、
撮影は中々難しく、成功と言えるのは、その内半分くらいでしょうか。。
まず最大の問題は天気です。
晴れ以外は確実に撮れません。。
曇っていると、空は染まらず、ただ暗いところから明るくなるだけです。
そして、マジックアワーの撮影ではテイク数が重ねられません。
空色は、みるみるうちに変わっていってしまいます。
例えばミュージックビデオの撮影だと、
1曲分丸っと撮影した場合、
曲のはじめと終わりで、全然変わってしまっています。
マジックアワーの撮影には、日出日の入の時間を調べ、
しっかりロケハンをし、何時何分に、どの方角から日が昇るかなどなど、
事前にしっかりリサーチすることがとても重要です。
そして、現場で失敗しないよう、
どのカットを、どれくらい撮影できるかなどの
シミュレーションもしっかりしてから現場に入ることを
強くお勧めします。
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