2021.05.31
バーチャルプロダクションスタジオが国内にも開設
以前当ブログで、海外ドラマ「マンダロリアン」で用いられた、リアルタイム合成を行うバーチャルプロダクション技術をご紹介しましたが、この度日本国内でもバーチャルプロダクションを行えるVFX専用スタジオが開設される運びとなりました。
2021年7月1日よりサービス提供を開始するHibino VFX Studioは、背景として使用する撮影エリア正面のLEDディスプレイに、反射のないマットな表面と色再現能力に優れた“Flip Chip LED”を採用。環境照明にも同じROE Visual社の5mmピッチ高輝度LEDを天井と両サイドに設置しており、よりリアルな照明効果を可能としています。
また、インカメラVFXのメインシステムにはEpic GAMES社の3D制作プラットフォーム Unreal Engine、disguise社のメディアサーバー vx4およびrx、stYpe社のカメラトラッキングシステム RedSpyを採用しており、バーチャルプロダクションでありながらもそれを感じさせな臨場感溢れる映像表現を可能にしているそうです。
コロナ渦で大規模な海外ロケーションなどが制限されている昨今、このようなリアリティが求められる合成システムは大いに活躍が見込まれるところでしょう。
私たち東京・大阪・京都を中心に映像制作サービスを展開するJPCも、常に新しい映像技術にキャッチアップしてコンテンツ作りに活かしていきたいものです。