2020.05.11
映像撮影現場の逆境を糧に
■Stay HomeでDIY映画製作
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑制するために、世界的に行われているロックダウン(都市封鎖)。
映像業界においては、大規模なスタッフの“密”を要するハリウッドの映画の撮影が軒並み中止されています。
そんな中、『シャザム!』や『アナベル 死霊人形の誕生』などで有名なデヴィッド・F・サンドバーグ監督の活動が話題になっています。
なんと“Stay Home”を実行しながら、女優である妻を主演に新作短編映画を制作してしまったのです。
全編特にセリフもなく、サスペンスの演出のみで進行する本編は、万国の視聴者が楽しめる作りになっています。
主演は監督の奥さんで監督作品常連の女優、ロッタ・ロステンさん。監督・撮影そして一部出演はサンドバーグ氏が一人で兼任。
映像撮影に用いられたカメラは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K。映像編集・カラーグレーディングはDaVinci Resolveで行われ、VFXにはafter effectsとBlenderが使わました。
もちろんポストプロダクションもロックダウンの下、全てサンドバーグ氏自身の作業で制作を進めたそうです。
パンデミックは全世界における深刻な問題ですが、テレワークなど映像制作の新しいスタイルが色々なフィールドで生まれています。
私たち東京・大阪・京都を中心に映像制作サービスを展開するJPCも、従来の制作環境にこだわらず臨機応変なスタイルを模索していきたいものです。