2024.03.27
モーショングラフィックスのデザイン制作事例-他社と差別化を図る
JPCではポスターやチラシなどのグラフィックデザインのほか、
WEBサイト制作や動画制作も広くご依頼いただいています。
動画制作というと撮影や編集が主役のイメージがありますが、
パーツのデザインも動画のテイストを左右する大きな役割を担います。
特に「モーショングラフィックス」では、デザインパーツによって映像の雰囲気が決まるといっても過言ではありません。
モーショングラフィックスとは画像やイラスト、テキストなどにアニメーションをつける手法のことで、今の動画制作に欠かせない技術です。
動画サイトのサムネイルなどをイメージいただければ共感いただけるかと思いますが、
目を引くグラフィックがあれば、動画を再生してもらう”強力なフック“となりますし、
効率的に言いたいことを伝えられるだけでなく他社映像やコンテンツとの差別化にも貢献します。
今回は、見てみたい!と思わせるレトロポップな雰囲気に仕上げた
モーショングラフィックスのデザイン制作事例をご紹介いたします。
動画制作やモーショングラフィックスデザインの依頼をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
モーショングラフィックスのデザイン制作事例の概要
ご依頼いただいたクライアント様
今回の動画制作およびデザイン制作は、金融商品を扱う東京の資産運用会社様からご依頼いただきました。
ご依頼内容
米国配当王にフォーカスした日本初の投資信託(ファンド)の認知拡大に向け、5分程度の動画制作をご依頼いただきました。
投資信託に日頃から興味を持ち情報収集をされている男性顧客をメインターゲットとして、当ファンドに投資する魅力やメリットをわかりやすく伝えるための動画です。
デザイン(動画グラフィック)制作のポイント
今回ご依頼をいただいた際に、ITサービス系の動画でよく見かける、真面目に淡々と解説していくような紹介映像は避けたいとのご要望がございました。
リズミカルで最後まで見てもらえるような構成、かつ色数を抑えたレトロポップなデザインをご希望で、
その他の指定はないため「既存動画にない自由な発想で提案してほしい」とご依頼いただきました。
JPCとしても、一般的な商品・サービス紹介映像のグラフィックにとらわれず、いかに目新しく最後まで見たくなるようなデザインに仕上げるかがポイントとなりました。
モーショングラフィックスにおけるデザイン制作事例の流れ
ご依頼いただいてから納品までの流れをご紹介します。
1.デザインの方向性とグラフィック提案
まずは営業・映像ディレクター・デザイナー・シナリオライターが先方と打ち合わせをし、今回の制作の進め方やデザインの方向性、大まかなスケジュールなどをヒアリングしました。
今回取り扱う投資信託のように、普段馴染みがない分野のご依頼では、
“何を伝えたいのか””どのような表現であったらよりわかりやすいものになるのか”といった点を
先方に詳しくヒアリングすることで、動画のクオリティを数段高めることができます。
今回は大まかな流れ(絵コンテ)を先方に制作いただいたため、
デザインテイストを決定するためにその内の2〜3カットのグラフィックを提案することになりました。
2.デザイン案の決定
先方の希望デザインテイストを探るため、各クリエイターで手分けして参考イメージを収集しました。
それらをすり合わせ、先方には2つの方向性をご提案しました。
1つ目はモノクロの写真とビビッドなカラーを組み合わせた、レトロポップなデザイン案。
2つ目はシンプルな色と線で描かれたイラストと、カラフルなキーカラーを組み合わせたデザイン案。
どちらも今までのファンド紹介動画にありがちなデザインではなく、
思わず見てみたい!と思ってもらえるようなグラフィックに仕上げています。
どちらの案も先方にとてもご満足いただけましたが、
今回はより今までにない斬新なテイストで進めたいとのことでモノクロ写真を使用した案が採用となりました。
3.動画全体のデザインパーツを制作し、編集へ
デザインの方向性が定まったので、他のカットも制作していきます。
動画のグラフィックを作成するときは、頭の中でどこがどのようにアニメーションできそうかをイメージしながら作成することで、動画編集へバトンタッチする際に動きの希望をデザイナーからスムーズに伝えることができます。
また、今回の動画は全編を通して色味の変化が少ないため、なるべくカットごとのレイアウトに変化を持たせ、最後まで飽きさせない絵になるよう気をつけながら制作しました。
4.モーショングラフィックスの動画完成
全てのグラフィックを作成し終わったら、編集へと引き継ぎ完成へ向けてのラストスパートです。
平面上でなんとなくの動きはイメージするものの、実際にアニメーションがつくと、
こんな動かし方があったのか!やこのアニメーションとてもわかりやすい!など、編集の凄さを実感することが多くあります。
さらに効果音やナレーションをつけることで、グラフィックの良さを数倍に引き上げてくれます。
今回はBGMもレトロチックな雰囲気のある曲を選定し、全体通して統一された世界観のお洒落なファンド紹介映像が完成しました。
当初のご依頼通り今までにない斬新で飽きさせない動画になり、クライアント様にも大変ご好評いただきました!
JPCが動画制作会社として選ばれる理由
紙・動画・WEBそれぞれの経験デザイナーが在籍
動画のグラフィックは全編イラストのグラフィックからテロップや見出しなどの小さいグラフィックパーツなど多種多様ですが、JPCには専門のデザイナーが制作するためクオリティにばらつきがありません。
モーショングラフィックス案件の際は、動画デザインパーツに慣れたデザイナーが担当させていただきますので、
クオリティの高いデザインをご提案できます。
テイストもスタイリッシュ・ポップ・レトロ・エモーショナルなどお客様のご依頼内容に合わせたご提案が可能です。
デザイナーと編集でスピーディに共有が可能
JPCでは同じ社内に制作スタッフがいるため、デザイナーが制作したグラフィックが素早く映像編集へ共有され、編集が進められます。
修正が入った場合もクリエイター間でスムーズに修正・共有が行われますので、無駄な時間が発生しません。
各セクションのクリエイターが1社に集まっているため、
デザイン制作時に「ここを動画で動かすために、どのようにデザインを組んでおくのがいいか?」といった疑問なども
すぐに聞いて解決することができ、高クオリティの動画がワンストップでスピーディに制作できます。
モーショングラフィックスにおけるデザイン制作のまとめ
今回の事例では、モーショングラフィックス動画におけるグラフィックデザイン制作の流れをご紹介いたしました。
撮影できない形のないサービスや、情報の多い商品を紹介する際、近年よく活用されるモーショングラフィックス動画。
制作するときはありきたりな動画にならないよう、構成やデザイン、演出で差別化していくことがポイントです。
目にとまる動画になれば、その分サービスや商品を認知いただく機会が増え、購入促進などコンバージョンアップにつながります。
JPCではお客様のお好みのテイストに合わせて広告を制作させていただきますので、
モーショングラフィックス以外にもデザインを使った映像制作ならJPCにお任せください。
京都・大阪・神戸はもちろん、東京営業所もございますので、関東、首都圏のお客様もお気軽にご相談ください。