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採用動画のトレンド【2025年最新版】事例や制作のコツも紹介

採用動画のトレンド【2025年最新版】事例や制作のコツも紹介

近年、求職者に自社の魅力を伝える手段として「採用動画」を制作する企業が増えています。採用パンフレットや採用サイトに加えて映像を活用することで、企業の雰囲気や社員の働き方などが視覚的に伝わり、求職者の理解や共感をより深められるでしょう。

また、トレンドに沿った映像コンテンツを取り入れることで、若年層からの注目も集めやすくなり、他社との差別化にもつながります。

この記事では、採用動画の構成トレンドについて、実際の事例を交えながらご紹介します。求職者に響く魅力的な採用動画を制作するためのポイントも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

採用動画とは?

明確な定義があるわけではありませんが、自社の魅力や仕事内容を求職者にアピールするための動画が「採用動画」と呼ばれます。

採用活動で汎用的な「会社紹介動画」を使っている企業も多いかと思います。しかし、顧客や取引先など、多様なステークホルダー向けに作られた紹介動画には、求職者が知りたい情報が必ずしも含まれているとは限りません。

採用動画は、求職者に特化した内容を伝えるものであり、採用に必要な情報だけを紹介することがポイントです。

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採用動画を制作する目的

採用動画を制作する目的

採用動画を制作する目的としては、主に次の4点が挙げられます。

  • 応募者数を増やす
  • エンゲージメントの高い応募者を獲得する
  • ミスマッチを防止する
  • 内定者へフォローアップする

それぞれ採用動画がどのように役立つのか、詳しく見ていきましょう。

応募者数を増やす

採用動画を通じて応募者数の増加を目指す企業は非常に多いです。「採用動画を使って宣伝すれば、多くの求職者に見てもらえて応募者が増える」と考える方もいるでしょう。しかし、採用動画の効果は単なる宣伝にとどまりません。

そもそも応募者数を増やすためには、求職者が「応募しない」という選択をしないようにすることが重要です。就職・転職は人生に大きな影響を与えるため、「仕事内容がよくわからない企業への応募は不安だ」と感じる求職者も多いのです。

採用動画では、仕事内容を映像でわかりやすく伝えることができるため、こうした不安を取り除くことができます。結果として、応募への心理的ハードルが下がり、応募者数の増加が期待できるでしょう。

エンゲージメントの高い応募者を獲得する

エンゲージメントの高い応募者を獲得する

採用動画は、エンゲージメントの高い応募者を獲得するためにも効果的です。

「エンゲージメント」は本来「約束」や「契約」を意味する言葉ですが、ビジネスシーンでは「深いつながりを持った関係性」を表すためにも使われます。採用の場面では、企業を深く信頼し、忠誠心が高いことを「エンゲージメントが高い」と表現します。

エンゲージメントが高い人材は、「会社に貢献したい」「会社の成長=自分の成長」などと考え、自発的に行動することが期待できるでしょう。また、このような人材は、企業の文化やMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に共感して応募してくることが多いのです。

MVV

企業が掲げるミッション(Mission)・ビジョン(Vision)・バリュー(Value)のこと。

企業文化やMVVはパンフレットやホームページでも紹介できますが、熱意や勢いをもっとも効果的に伝えられるのは映像や音声です。たとえば、採用動画で経営者が自らMVVを語ることで、それに共感する人材をより集めやすくなるでしょう。

ミスマッチを防止する

採用活動には少なからずコストがかかるため、早期離職を防ぐことも重要になります。早期離職の原因として多いのが、「想像していた職場の雰囲気と違った」「思っていたより仕事が大変だった」といったミスマッチ。

ミスマッチが起きると数か月で離職されてしまうこともあるため、応募者には正確な情報を伝えることが大切です。

採用動画は、映像と音声を組み合わせて情報を伝えられるため、パンフレットやホームページに比べて、圧倒的に多くの情報量を届けられる点がポイントです。

動画と文字の情報量

動画の情報量は、文字の情報量と比べ約5,000倍多いともいわれています。

実際の社員が登場する採用動画であれば、「同僚との働き方」や「職場の雰囲気」まで具体的にイメージしてもらえるため、ミスマッチを防ぎやすくなります。

内定者へフォローアップする

採用活動のゴールは「内定を出すこと」ではなく、「内定者に実際に働き始めてもらうこと」だといえます。とくに優秀な人材は複数社から内定をもらうことが多いため、辞退されてしまう可能性も少なくありません。

採用動画には、内定後の求職者へのフォローアップとしての効果も期待できます。動画で入社後の働き方をイメージしてもらい、自社の魅力を再認識してもらうことで、「この会社で働いてみたい」と思ってもらえるでしょう。

内定受諾率の向上に悩んでいる企業にも、採用動画の活用はおすすめです。

採用動画に求められる役割

採用動画に求められる役割

ここまで紹介した目的を踏まえると、採用動画には次の2つの重要な役割があります。

  • 求職者に仕事内容を伝える
  • 求職者に職場の雰囲気を伝える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

求職者に仕事内容を伝える

まずは、求職者に「仕事内容」を正確に伝えることが重要です。

たとえば、働いた経験のない「新卒者」がターゲットの場合、漠然としたイメージしか持てない企業よりも、具体的な仕事内容がわかる企業のほうが応募されやすいでしょう。

「中途採用者」がターゲットの場合でも、異業種・異業態からの転職者に向けた動画では、やはり具体的に仕事内容を伝えることが大切です。たとえ経験者向けであっても、会社が違えば仕事の進め方も異なる可能性があるため、公開できる範囲で自社ならではの仕事内容を紹介しておくといいでしょう。

仕事内容がわかることで応募しやすくなるだけでなく、入社後に「思っていた仕事と違ったので辞めたい」などといわれるリスクも減らせます

求職者に職場の雰囲気を伝える

求職者に職場の雰囲気を伝える

求職者に「職場の雰囲気」を伝えることも非常に重要です。会社ごとにカルチャーは異なるため、職場の雰囲気に馴染めなければ早期離職のリスクが高まります。ミスマッチを防ぐためにも、どのような社員がどういった考えで働いているのかを紹介できるといいでしょう。リアルな雰囲気を伝えやすいことも、動画ならではの大きなメリットです。

また、採用動画が醸し出す雰囲気によって、応募してくる人材の層も異なります。たとえば、明るい職場であることをアピールすれば、和気あいあいと楽しく働きたい方が集まるでしょう。一方で、ハードワークながらも切磋琢磨できる職場であることを伝えれば、高い意識を持った人材を引き寄せやすくなります。「類は友を呼ぶ」ということわざのとおり、採用動画の雰囲気にあった人材が集まりやすくなることは覚えておきましょう。

映像CTA

採用動画の最新トレンド

それでは、採用動画の最新トレンドについて見ていきましょう。

「仕事内容」や「職場の雰囲気」を伝える構成を考えた場合の採用動画のトレンドとしては、次の3つのパターンが注目されています。

  • ドキュメンタリー風動画
  • インタビュー動画
  • 座談会風動画

また、動画に使用する技術の観点でみた場合は、次の2つのパターンがとくに人気です。

  • インタラクティブ動画
  • モーショングラフィックス・CG動画

それぞれの動画の特徴を紹介していきます。

ドキュメンタリー風動画

仕事内容をわかりやすく紹介しつつ、職場の雰囲気も伝えられるような、社員に密着したドキュメンタリー形式の構成がトレンドの一つです。

社員に密着することで動画に臨場感が生まれ、単調な紹介動画よりも働くイメージを掴みやすくなる点が特徴です。また、「何のための仕事なのか」といったやりがいなども伝えやすく、エンゲージメントの高い社員を獲得したい場合にも向いています。

さらに、ドキュメンタリーで取り上げる社員によってターゲティングも可能です。たとえば、新卒入社1~2年目の社員を紹介することで、同じような新卒者の興味を惹きやすくなるでしょう。

インタビュー動画

インタビュー動画

働く社員にフォーカスする構成としては、インタビュー形式の動画もおすすめです。先輩社員に直接質問しているような感覚を与えられるため、視聴者に親近感を抱いてもらいやすくなります。インタビュー動画で一人の社員にフォーカスし、その社員がどのように自己実現をしているかを伝えるのも効果的でしょう。

一方、経営者へのインタビュー動画は、会社のビジョンや求める人物像を明確に伝えられる点が特徴です。たとえば、ベンチャースピリッツにあふれた人材を求める場合、経営者が自ら挑戦の重要性を語ることで、経営者の想いに共感した人材からの応募を獲得しやすくなります

関連記事:インタビュー動画の作り方を解説!撮影・制作のコツやメリット・事例も紹介

座談会風動画

複数の社員にフォーカスする構成として、座談会風の採用動画を制作する方法もあります。

インタビュー形式だと少し形式張った印象になりがちですが、複数の社員が語り合う座談会風の動画であれば、柔らかく親しみやすい雰囲気を伝えやすくなります。求職者に「社員の生の声」を届けたい場合には、座談会形式の動画を検討してみてください。

インタラクティブ動画

インタラクティブ動画

映像内で視聴者にアクションを促し、その行動によって動画のストーリーが分岐するものは「インタラクティブ動画」と呼ばれています。視聴者参加型の動画ともいえるでしょう。インタラクティブ動画は視聴者が自らアクションを起こすため、印象に残りやすいというメリットがあります。

社員目線(一人称視点)のインタラクティブ動画であれば、実際に社内で過ごしているかのような演出も可能なため、より応募意欲を向上させやすいでしょう。

モーショングラフィックス・CG動画

抽象的なサービスや仕事内容でも、モーショングラフィックスやCGを活用することで、視覚的にわかりやすく伝えられます。

編集技術用語

モーショングラフィックス:イラストなどの「グラフィックス」に動きをつけること。

CG:ComputerGraphics(コンピュータグラフィックス)の略。縦・横・奥行きのある「3DCG」は、2次元アニメーションと比べてリアリティや立体感を出せることがポイント。

たとえば、コンサルティング事業やソリューション事業など、形のないサービスを紹介するときに向いています

また、CGを使った動画はインパクトがあるため、合同企業説明会などでの使用にもおすすめです。

関連記事:アニメーション動画制作の費用相場を種類別に解説!料金を抑えるコツとは

採用動画の制作費用

採用動画の制作費用

採用動画の制作費用を左右する要素には、次のようなものが挙げられます。

  • 企画・シナリオ作成
  • キャスティング
  • 撮影(ロケ/スタジオ)
  • 編集
  • BGM・効果音
  • ナレーション
  • モーショングラフィック・アニメーション
  • 3DCG

これらすべてを含む場合、採用動画の制作費用は80万円〜100万円程度が相場でしょう。ただし、キャスティングや3DCG、アニメーションなどを省き、撮影場所を絞ることで、50万円〜70万円程度で制作できる場合もあります。

魅力的な採用動画を作るためには、企画やシナリオ作成の段階から実績が豊富な映像制作会社に協力を依頼するのがおすすめです。撮影・編集・ナレーションもプロに任せることで、ハイクオリティな動画が期待できます。

採用動画の制作を検討する際は、少なくとも70万円以上の予算を確保しておくといいでしょう

採用動画を制作するときに意識すべき3つのコツ

採用動画を制作する際は、トレンドだけでなく、次の3つのポイントも意識してみてください。

  1. 目的を明確にする
  2. 採用ターゲットにマッチした社員に出演してもらう
  3. 視聴者が飽きないように工夫する

それぞれのコツについて詳しく解説します。

1.目的を明確にする

まずは、採用動画を制作する目的を明確にしましょう。

採用動画にはさまざまな効果が期待できますが、たとえば「応募者数の増加」を目指すのか、「ミスマッチの減少(定着率の向上)」を目的とするのかによって、意識すべきポイントが異なります。下記の表は、その一例です。

目的動画制作で意識すること
応募者数の増加・楽しそうな雰囲気を伝える
・合同企業説明会などで目を引くため、
インパクトのある演出を取り入れる
ミスマッチの減少・厳しい面も含めて、現実的な仕事内容を正直に伝える
・経営者が自ら求める人物像を語る

目的を明確にしないまま動画制作に着手すると、制作途中で方向性が二転三転し、手間やコストが増えるおそれがあります。スムーズに制作を進めるためにも、「何のために採用動画を作るのか」をはっきりさせておきましょう。

2.採用ターゲットにマッチした社員に出演してもらう

採用ターゲットにマッチした社員に出演してもらう

採用動画に出演する社員は、採用ターゲット像とマッチしている方を選びましょう。先述のように「類は友を呼ぶ」ため、ターゲットに近い社員が登場することで、理想とする人材からの応募が増えやすくなります

新卒向けの採用動画には入社して間もない社員、中途向けの動画には中途採用で活躍している社員に協力してもらいましょう。

3.視聴者が飽きないように工夫する

採用動画は5分以上になることもあり、他のプロモーション動画と比べて長尺になりやすいため、視聴者を飽きさせない工夫を取り入れることがポイント。

たとえば、トレンドとして紹介した「インタラクティブ動画」は視聴者参加型のため、視聴者を飽きさせないという点で非常に効果的です。視聴者が集中して見続けてくれるでしょう。

インタラクティブ動画以外の構成で制作する場合も、カット割りを多めにしたり、モーショングラフィックスで映像にメリハリをつけたりすることで、視聴者の興味を引き続けることが重要です。

採用動画の事例

それでは最後に、JPCで制作した採用動画の事例をいくつか紹介します。採用動画のトレンドに沿った動画であるため、ぜひ参考にしてみてください。

  • 若手社員の1日に密着する動画
  • 女性社員へのインタビュー(対談)動画
  • 社員自らが会社紹介をする動画
  • 会社の雰囲気が伝わる動画
  • 学生に馴染みの薄い業種を紹介する動画

採用・リクルート動画の制作実績一覧はこちら

若手社員の1日に密着する動画

こちらは若手社員の1日に密着した採用動画です。

「ドキュメンタリー風」ともいえますが、流行りの「vlog風」としても楽しめる内容です。ドキュメンタリーだと少し身構えてしまうかもしれませんが、大学生にとって身近なvlog形式であれば、親近感を持って見てもらいやすいのがポイントです。

出社後の流れや日中の仕事内容、同僚とのコミュニケーション風景はもちろん、昼食の様子も紹介しており、実際の働く姿をイメージしやすい動画構成となっています。

事前取材や現地撮影、映像編集はもちろん、サムネイルのグラフィック制作まで、JPCがワンストップで対応しています。

女性社員へのインタビュー(対談)動画

こちらは女性社員へのインタビュー(対談)に特化した動画です。

実際に活躍している女性社員にインタビューすることで、同じような求職者からの応募増加が期待できます。

また、単調になりがちなインタビュー動画ですが、テンポよく、文字を読みやすい構成にしている点が特徴です。

社員自らが会社紹介をする動画

こちらはインタビュー形式を取りつつ、社員が自ら会社を紹介する構成の採用動画です。

この動画は、新卒説明会や採用サイト掲載用として制作されており、新卒入社で活躍する社員が登場しつつ、中途採用者の視点からも会社を紹介しています。インタビュー形式で仕事内容や会社の魅力を伝えているため、視聴者に親近感を抱いてもらいやすい点が特徴です。

また、有給取得率や平均残業時間、男女比率といった情報はモーショングラフィックスを用いて紹介されており、直感的に理解しやすくなっています。このような数字で示す会社概要は、ぜひこの事例のようにモーショングラフィックスを活用してみてください。

企画構成からグラフィック制作、撮影、当日のインタビュー、編集、さらには採用パンフレットの制作までJPCがワンストップで対応しています。また、ナレーションの一部はJPCが運営するキャスティングサービス「ボイスマート」所属のナレーターが担当している点もポイントです。

会社の雰囲気が伝わる動画

こちらは「会社の雰囲気」を伝えることを目的に、さまざまな職種の社員が登場する採用動画です。

社員同士の風通しの良い関係が伝わるよう、カット割りが工夫されています。ナレーションは使わず、テロップを工夫することで内容が伝わりやすい構成になっています。

JPCが企画、撮影、編集、グラフィック制作までワンストップで対応しています。

学生に馴染みの薄い業種を紹介する動画

学生にとって馴染みの薄い業種でも、動画を活用することでわかりやすく紹介できます。こちらは機械工具事業を紹介する採用動画です。

学生からのイメージを刷新するため、モーショングラフィックスを使って疾走感のある構成にしています。学生に馴染みの薄い「切削工具」や「金属加工」といった分野でも、CGを用いることでイメージしやすい動画になっています。

シナリオ制作、CG制作、グラフィック制作、映像編集まで、JPCがワンストップで対応しています。

まとめ

採用動画を活用することで、応募者数の増加やミスマッチの減少が期待できます。とくに、ドキュメンタリー風やインタラクティブ動画といったトレンドを意識した採用動画を制作することで、より共感を呼ぶことができ、応募意欲を高める効果が見込めるでしょう。この記事を参考に、ターゲットに響く効果的な採用動画の制作を目指してみてください。

採用動画の制作実績が豊富なJPCは、企画から撮影、編集をはじめ動画制作に関わるあらゆる業務にワンストップで対応しています。トレンドを意識しながらも、成果の出る採用動画を制作したい方は、ぜひJPCへご相談ください。

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